アジア最大規模のグローバルカンファレンス「WebX 2024」レポート
2024年8月28日(水)~29日(木)、アジア最大規模のグローバルカンファレンス「WebX 2024」にNTT Digitalがブース出展、スピーカーとして登壇しました。2日間にわたるイベントの様子や同日開催されたサイドイベントの様子をセールス&マーケチームがレポートします!
■WebX 2024とは
WebX 2024とは、日本最大の暗号資産・web3メディアCoinPostが企画運営するグローバルカンファレンスです。8月28日(水)~29日(木)の二日間にわたって港区のザ・プリンスパークタワー東京で開催されました。昨年の累計来場者数は16,500人以上、今年はその来場者数を上回る20,000人以上にスケールアップ!暗号資産、ブロックチェーンなどに関連する企業が参加し、国内外からの主要プレイヤー、起業家、投資家、政府関係者、メディア関係者、一般来場者が一堂に会しました。
ザ・プリンスパークタワー東京のB2FはWebX 2024のメインフロアとなっており、さまざまなテーマのエリア(コンテンツ)が用意されています。
9:00のオープンと同時に各ブースからはスタッフの声が聞こえ、会場中に活気がみなぎってきました。いよいよ、スタートです!
■昨年に引き続き、NTT Digital も「WebX2024」に参画
今回、NTT Digitalはゴールドスポンサーとして「WebX 2024」に参画。二日間にわたりブース出展やメインステージでの登壇なども行いました。
NTT Digitalのブースではサービス紹介のリーフレットをはじめ、ステッカーやお水などのノベルティを配布して、ブース周辺に来た方たちにサービスの特徴や魅力を伝えます。さらに30分おきに組まれたブース内のプレゼンテーションでは「scramberry WALLET SUITE」「scramberry WALLET」「web3 Jam」などの自社サービス・プロジェクトのほか、ゲストトークセッションとしてマツモトさまとの取り組みやNTTデータとの取り組みなども紹介しました。
▼▼▼▼▼紹介したサービスやプロジェクトはこちら▼▼▼▼▼
NTT Digitalのブースには二日間で延べ1,200名以上の方が立ち寄ってくださいました。ご来場の皆さま、ありがとうございました!
■NTT DigitalのCISO遠藤がメインステージスピーカーとして登場
このWebX 2024は各企業のブース展示も見ごたえ十分なのですが、開催前から注目を集めていたのがメインステージでのスピーチやトークセッションの数々です。業界のトップランナーが名を連ね、ここでしか見られないようなセッションが実現。二日間で80を超えるトークセッションがセットされ、中には入場規制がかかるものもあったそうです!そのメインステージに、NTT DigitalのCISO遠藤も登壇しました。
――8月28日(水) 【TRON Stage】
”web3ウォレットライセンス”が牽引する暗号資産口座1,000万超時代のweb3
冒頭、モデレーターのHashPort 吉田さんから、「日本では、暗号資産の口座数が1,000万を越えるくらい浸透している。DeFi、GameFi、DePINなど新しい領域が生まれているが、プラットフォーマー視点からのマスアダプションをどのようにすすめていくかをぜひ伺いたい」と本セッションの背景やトークテーマが伝えられました。
その中で遠藤は、「安心・安全なウォレットがマスアダプションには必要で、現在取り組んでいる」「一般のユーザーにとって“ポイント”は入口としてハードルが低く、よいエンタリングポイントになると思うが、他社含め対応していくというオープンさが大切だと考えている」と語りました。
――8月29日(木) 【bitFlyer Stage】
持続可能なWeb3活用 日本の産業に与える革新性
冒頭、モデレーターのチケミー宮下さんから、「web3は社会やビジネスモデルにどう貢献できるか?日本の産業においてweb3はどのような使われ方をしていくのか?既存のマーケットにweb3を導入することのハードルは?」と本セッションの3つのトークテーマが発表されました。
その中で遠藤は、「今後データの主権性が個人に寄る“自己主権型”の世界がくると考えている」「一般の方にとってNFTは馴染みがないので受け入れるのには難しさがある。だからこそ既存のアプリやサービスの裏側にモジュール化されたウォレット機能を入れていくというアプローチが大切だと考えている」「ウォレットは一つのツールに過ぎず、“ゼロパーティデータは自分で扱う”という感覚を、いかに意識させずに社会に実装させていくかが課題となるだろう」と語りました。
どちらのステージも会場内で立ち見がでるほど、多くの方に興味を持っていただけるテーマとなりました。
■コアなテーマでサイドイベントも大盛り上がり
WebX 2024は本会場だけで盛り上がっているわけではありません。じつはWebXカンファレンスに参加する企業やプロジェクトが主催するサイドイベントもあるんです。これらは、WebXの公式サイドイベントとして開催され、参加者同士のネットワーキングや情報交換の場として活用されます。サイドイベントは、小規模なミートアップから、100人以上が参加する大規模なものまであり、朝から夜まで東京のさまざまな会場で開催されました!
NTT Digitalもサイドイベントを各日共同開催!ここからは、サイドイベントの様子をご紹介したいと思います。
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【サイドイベントDAY1】
~Web3プロジェクトにおける資産管理とセキュリティ対策~
イベントの司会進行役でもあるTuringum代表 田原さんの挨拶でサイドイベントがスタート。
共同開催の3社が各5分で自社の取り組みを紹介。その後は、本イベントのメインでもあるトークセッションです。「暗号資産管理でぶつかる壁とは?」「内部の横領等のリスクに対してどんな対策(管理)をしているのか?」という2つのトークテーマが用意され、各登壇者からの見解が飛び交いました。
特に不正やコンプライアンス周りの話は盛り上がり、「ビットコインなどに関していえば、銀行決済と同じという前提に立って、内部の監査ルールや統治ルールをつくる必要がある」「金融分野を扱っているという意識醸成は必要なのだが、不正のトライアングル(動機、機会、正当化)をどうやって防いでいくのかがこの分野ならでは」「エデュケーション、システム化、ルール化が重要」など、ここでしか聞けないような話が満載!会場内には、メモをとる人も多くいらっしゃいました。
17:00という少し早めのスタートにも関わらず、会場に足を運んでくださった皆さま、ありがとうございました!
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【サイドイベントDAY2】
Web3 Business Networking “X”〜Web3を活用する企業が集結!〜
前半のピッチセッションでは、共同開催の5社が各10分で自社の取り組みを紹介。「web3を活用して新しい体験を提供し、”ファン”であるお客さまとつながりたい」「海外で行われているweb3カンファレンスへの参加経験を踏まえた、日本のNFT市場の特徴」など、各社ならではの切り口で参加者を楽しませてくれました!
後半のビジネスネットワーキングは立食形式で、SBINFT代表・高長徳さんの乾杯の挨拶で始まりました。会場に設けられた各企業のブース展示では各社が提供するサービス紹介や、事例などが展示。詳しく聞かせてほしいという参加者は、直接担当者に質問を投げかけたり、今後の展望を聞くなど積極的なコミュニケーションが行われていました。
共同開催企業の皆さまのはからいで、サイドイベントの締めの挨拶はNTT Digital倉田が担当させていただくことに。今回イベントに足を運んでくださった方々への感謝と、web3を取り巻く業界全体の発展を願い一本締め!イベントは参加者全員の笑顔と拍手で終了いたしました。
会場に足を運んでくださった皆さま、ありがとうございました!
WebX 2024というイベントは無事終了しましたが、ここが私たちのゴールではありません。このイベントをきっかけにしてNTT Digitalの取り組みを知ってくださった方や、サービス連携を検討してくださっている方に対して寄り添いながらご提案をしたり、サポートをしていきたいと考えております。その一環として今後もサービスの改善や機能アップデート、導入のユースケースなどをnoteやXなどでお知らせしていきますので、引き続きチェックしていただけると嬉しいです。それではまた!