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FutbolNetプログラムの実践を通じて感じたこと

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みなさんこんにちは。

久しぶりにコラム書かせていただきます。S.C.P. Japanの井上です。

実は私たち10月よりバルサ財団と協働でバルサ財団が開発をしたFutbolNetという運動あそびのプログラムを実施させていただいております。
なんとも面白いこのプログラム。スポーツをただやるのではなく、運動あそびを通して価値観(チームワーク、リスペクト、努力、野心、謙虚さ)をみんなで考える、そんな時間になっています。

運動遊びを通じて価値観を考える?
よくわからないですよね、、。
よく分からないから参加者を集めるのが大変なんですが、参加してみればわかります。このプログラム非常に面白いです。

私達はこのプログラムを実践してるのでもちろんプログラムの悪いところよりも良いところを書いてしまいがちかもしれません。

が、実際にやってみて、、
もう一度言います、、
このプログラム面白いです。

※無料のプログラムなので利益目的の宣伝ではありません。

これは本当にお世辞抜きにして、日本版マニ車のような感じになっています。

「例え」がかなりマニアックですね。
ブータンが大好きな私は何かと物事をブータンのことと置き換えてしまうクセがあります。お許しください(笑)

〜ここでまずマニ車の説明〜

これがマニ車(写真中央にある物体)

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これもマニ車(左側に並んでいるやつ)

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※写真:ブータン・ダイアリー(http://blog.livedoor.jp/bhutan_diary/)

そう、マニ車とは仏教を深く信仰しているブータン人(チベット人もかな?)が徳を積むために回しまくるやつです。
※一回回すと一回お経を読んだことになる。

チョルテンという仏塔もあり、これはまわすのではなく、周りをぐるぐるまわります。

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写真:チョルテン(中央)とその周りをぐるぐるまわる人々

とにかくまわしたり、自らがまわったり、身体を使うことでも信仰を深めるブータンの人々。
このマニ車のあるところには、多くの人が毎日入れ替わりで訪れて(毎日くる人もいるし、そこに住んでるのかってくらいずっといる人もいる) 朝からぐるぐる、昼からぐるぐる、夜はイルミネーションを見ながらぐるぐるします。
ブータンの人々が自然と集まり、邪念や日々の外的刺激を忘れ、仏様、人生、家族、自然、など大切なものに想いを寄せ祈り思考する場所です。

ところで、陸上競技場の真ん中にチョルテン(仏塔)建てれば競技場を使う人も増えて、運動する人も増えていいのでは、とスポーツの普及者は思うかもしれません。というか今私が思いつきました。これがスポーツの商業的考えの悪いところです。そこの土地で大切にされている文化や思想を深く知ろうとすることなく、どうせ歩くなら効果的なエクササイズにした方が良いだろう、運動することに越したことはない、と「スポーツ=良いこと」みたいな考えでその土地の文化に土足で足を踏み入れる行為はそもそも失礼だしリスペクトがありません。
さらには、商業的スポーツが地域文化に入っていき複雑な問題を生み出している例もあります。マサイ族のマサイ・オリンピックなどもそういった事例の一つでしょう。興味のある人は調べてみてください。

また、話がそれてしまいました。

さて、このブータンの素敵なマニ車のお話しと、FutbolNetプログラムの何が関連するんでしょうか。
実は関連しているのは、これら2つのものが生み出す「居場所」にあります。はじめに言った「プログラムが面白い」というのも、プログラム自体ももちろん面白いですが、それよりもこのプログラムが作る「居場所」に面白さがあります。

ここから先は、そもそもFutbolNetプログラムとは何かというところから、いちスポーツのプログラムが生み出す居場所の面白さについて、もし興味関心のある方がいらっしゃれば、オンラインでざっくばらんにお話しができるゆるっとした会を持ちたいなと思っております。年末あたりで開催予定。もちろん無料です。

そんなオンラインイベントに興味のある方いましたらスキやコメントをください(笑)

そしてまだまだ小さな団体ですがこの度12月に石川県金沢市でも3つの異なるプログラムを実施させていただく運びとなりました。FutbolNetプログラムも含まれています。
開催に向けて多大なるご協力をいただいております関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

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