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ベンリアック 2006 13年 リカーマウンテン向け - BEN RIACH 2006 13Y FOR LIQUOR MOUNTAIN

ここは読み飛ばすセクション

どうも僕です。最近思うわけです。胃袋が合うっていうのは大事だなと。その昔お付き合いしていた彼女が作る料理が悉く美味しくて、美味しいと感じるもの、食べたいと思うもののイメージも同じで、胃袋が合うね。とお互いにシンパシーを感じ合っていました。もちろんそれ以上?以下?の部分でも感じ合っていたわけなんですがね。(初の下ネタ)

ウイスキーに関しても自分の舌と合う第三者を見つけるというのは非常に難しく、そして大事だなと思います。僕自身、現時点でこの人。という明確な人がいるわけではないです。強いて言えばお会いしたことは無いですが、「ストイックなドリンカーの日々」を執筆されている松木さんと言う方のテイスティングコメント、評価はかなり信頼してますし、参考にしています。僕自身のテイスティングコメントも少しでも読む方の参考になればいいなぁと改めて思います。
(これは振りです😇)

今夜もすこっつだけお付き合いください🥃

本日のドラム

今夜は、リカーマウンテン向けボトリングから
「ベンリアック 2006」をテイスティングしていきます。

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DB
スペイサイド
ベンリアック 13年(2006-2020)
マルサラワインホグスヘッド
54.1%

発売元のリカマンの謳い文句は「桃の香りが弾けるトロピカルフレーバー」だそうで、もともとベンリアックは甘さ、バニラの強さなどあまり得意ではない蒸溜所ではあるのですが、過去にバーで飲ませていただいた85なんかは確かに桃がいてベンリアックの概念を変えてくれたりもしたので今回の謳い文句に淡い期待を抱いておりました。

そんなところにヤフーショッピングのなんちゃらセールみたいなのやられて、えーい!買っちゃえー!とポチってしまったわけであります。美味しいといいなぁ。てかこのプライベートボトリングでしばしば使われる青のラベル、かっこいいですよね。

ってことで、スランジバー🥃

テイスティングコメント

Nose:粘度の高い黒密のような甘さ、メープルシロップ、酸味のある干し葡萄、麦、紅茶、香木感、ややアルコールの刺激、時間経過で徐々にアプリコット

Palate:硫黄、樽の苦味、スパイシー、干し葡萄

香りは離れていても漂ってくる甘い香り、メープルシロップなどの植物系の樹液の甘さ、紅茶や香木など香りの強い植物のニュアンスから、徐々に期待するアプリコット系のフルーツが顔を出す

味はサルファリーや樽の苦味が主体、度数なりのスパイシーさもあり飲みごたえはある、余韻に改めて硫黄のニュアンス、徐々に干し葡萄が出てくる

加水すると香りにフルーツケーキのような甘味が増し、味は樽のニュアンスが抑えられ、ややバランスは整います。

総評

「微妙」

結論としては、好みではありませんでした。香りはさておき、味の時点で樽の渋み、苦味、そしてサルファリーと言われる硫黄が支配的で、干し葡萄などの味わいもあるのですが、個人的なネガティブ要素を拾わざるを得ない味わいでした。

他方、香りに関しては、マルサラワインの影響を受けて、粘度の高い蜜の甘味と、紅茶、干し葡萄などの芳醇な香りがしっかり出ています。ただし、謳い文句にあるような桃は現時点では感じられず、時間経過で僅かにアプリコットのニュアンスが出ている程度でした。

開けたては上記のような感想ですが、現時点で飲むなら加水がベストかと思います。また、時間経過で良くなる可能性もありそうなスペックではあるので、数年経てば印象も良化するかもしれません。とりあえず半年後くらいに定点観測しようと思います。良くなるといいなぁ。

※評価基準はコチラ

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