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ザ ウイスキージュリー ウィリアムソン 2010 9年 - THE WHISKY JURY WILLIAMSON(Lp) 2010 9Y

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どうも僕です。この時期は毎年ソワソワします。でも世の中に絶対ってことはないので最後まで諦めない気持ちって大事だと思うんです。なので来週月曜日はいつでも電話に出られる準備はしていこうと思っています。やらない後悔より、やって後悔って言いますもんね。ただ一つ懸念があるとすれば、僕が野球未経験者だってことですね。今年のドラフト会議はどんなドラマが待っているんでしょうか。モルト飲んで肩温めておきましょう。

今夜もすこっつだけお付き合いください🥃

本日のドラム

今夜は、国内外で注目度高止まり気味のウイスキージュリーから
「ウィリアムソン 2010」をテイスティングしていきます。

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ザ ウイスキージュリー
アイラ
ウィリアムソン 9年(2010-2020)※twj-Lph01
リフィルバレル
52.2%
※以前投稿したベンネヴィス1995にジュリーについて軽く浅く解説しているので気になる方はコチラから。

今回はウィリアムソンということで、各所の説明でも中身はラフロイグ。と言われてますし、実際そうなんでしょうが、特筆すべきはラベルです。なんとラベルには「BLENDED MALT SCOTCH WHISKY」と記載されてますね。これまでのジュリーのリリースではきちんと「SINGLE MALT SCOTCH WHISKY」と記載されてきているわけなんで、もしかしたらラフロイグを主体にして、ティースプーン的なものが入っているのかもしれませんね。気になりますね。そういったものを味覚で探っていくっていうのもボトル買いの楽しみではありますね。

ってことで、スランジバー🥃

テイスティングコメント

Nose:ヨード、シトラス、パイナップル、柿、青梅や熟れてない桃のヒント、出汁、控えめなピート

Palate:柑橘、パイナップル、灰、エンジンオイル、シナモン、さらりとしたテクスチャー、長い余韻

香りは短熟らしさも少しだけありつつ、短熟にしては甘味のあるフルーティーさと落ち着いたピート感、時間経過でどんどん甘味が増す。加水すると僅かに感じていた青梅や熟れてない桃っぽさがしっかり感じられる。

味は香り同様の柑橘、パイナップル系フルーツが感じられながらも、しっかりと灰やエンジンオイルの主張、一方でボディがありながらもさらりとしたテクスチャで嫌なスパイシーさは無く、それでいて余韻が長い、少量口に含むと舌の上にシナモンのような少し面白いニュアンスも感じる。加水で香ばしくナッティ。

総評

「かなり美味しい」

界隈でもチラホラと飲んだ人がいて賛否が分かれるボトルのように思えますが、僕の感想としては良い仕上がりのコンテンツ豊富な短熟ラフロイグだと思います。

香りで若さはさほど感じず、想像以上にフルーティーで甘味も感じられ心地良い、飲むと短熟ラフロイグらしいヨードや灰がありつつボディも厚く余韻も長い飲みごたえがあります。

にも関わらずさらりとしたテクスチャで、もう一口だけ飲みたい、とあと引く飲み口です。個人的には時間をかけて変化を楽しんで飲むことをお勧めします。特に少量加水すると出てくる青梅っぽい香りと、ナッティな味わいが秀逸です。

ちなみにオフィシャルのラフロイグ10年(43%正規)とも比較して飲んでみましたが、香りはオフィシャルの方は熟した甘み、ジュリーの方はフレッシュな甘味。味はオフィシャルは軽くて奥に熟したフルーツを感じ、ジュリーの方が飲みごたえと複雑さがあります。なのでどちらも美味しいです。←

総評としては、オフィシャルのラフロイグ10年加水や10年カスクストレングスのコスパを知っているので"美味しい"にするか非常に悩みましたが、よく考えてみたらオフィシャルはブレンドや加水の妙も手伝っている、他方、ジュリーは"twj-Lph01"とカスク表記があるので恐らくシングルカスクで、これだけの複雑さが出ているということで、ラフロイグ好きには試す価値ありの仕上がりかなと思い"かなり美味しい"とさせていただきました。ボトル買いは時すでにお寿司感があるので、バーで見つけたら是非シングルカスクならではの個性を味わってみてくださいませ。

※評価基準はコチラ

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