見出し画像

ウィームス モルト クライヌリッシュ 1997 22年 - WEMYSS MALTS CLYNELISH 1997 22Y TROPICAL SCENTED CANDLE

ここは読み飛ばすセクション

どうも僕です。昨日はプロ野球ドラフト会議でしたね。今年はコロナ禍ということで、僕も自宅の個室で大人しく電話を前に待機はしていたんですが、惜しくも指名は逃したみたいです。まぁでもメジャーで活躍した田澤選手ですら指名がなかったようなので、今年は特に競争が激しかったかなと思いますね。一応シャドーピッチングくらいはリビングでやって肩は温めていたんですが、また来年に期待したいと思います。野球未経験者初のプロ野球ドラフト指名選手を目指して。

今夜もすこっつだけお付き合いください🥃

本日のドラム

今夜は、ウィームスモルトから
「クライヌリッシュ 1997 22年」をテイスティングしていきます。

画像1

ウィームス
ハイランド
クライヌリッシュ 22年(1997-2020)
ホグスヘッド
49.8% カスクストレングス

はい、人気蒸溜所のクライヌリッシュが、これまた人気のボトラーであるウィームスから珍しいカスクストレングスでリリースされました。以前も書きましたがウィームスは基本的に加水に定評のあるボトラーでほとんどが46%でのリリースです。しかしながら今回のボトルのように加水しない方が良いと判断したものだけがカスクストレングスでリリースされるため比較的レアなリリースとなります。

ウィームスは香味を表現したボトルタイトルを付けてリリースしますが、今回のボトルは「Tropical Scented Candle」とされており、直訳すれば"トロピカルな香りのキャンドル」ってことですね。ワクシーな個性のあるクライヌリッシュにトロピカルなフレイバーが本当にあるのでしょうか。圧倒的に気になりますね。

ってことで、スランジバー🥃

テイスティングコメント

Nose:アプリコット、マンゴー、桜桃、ワックス、シロップ、バニラビーンズ、時間経過で蜜りんご、モルティさ

Palate:アプリコットジュース、バニラ、柔らかくオークのビターネス、ほんのりスパイス、加水でビターネスは消えて若干の潮気と麦の甘味、時間経過でラズベリーっぽい酸味

香りはアプリコットからややマンゴーのニュアンス、個人的にモーレンジ18年に感じるような桜桃、クライヌリッシュらしいワクシーさもあり、徐々にモルティさも出てきます。

味は同様にアプリコット系だが、さらりとしたテクスチャーでジュースっぽさ、カスクストレングスにしてはキレが良く、近年ボトルにありがちなピリピリスパイシーさはほとんど感じません。加水も良いですし、時間経過で噛み締めたくなる酸味のあるベリー系フルーツも感じます。

総評

「かなり美味しい」

毎回毎回難しいですが、"かなり美味しい"としました。というのも、ラベルからしてトロピカルと謳っていますし、Whiskybaseを見てもかなりトロピカルを感じるレビューが多かった中で、"超美味しい"とする期待値がだだ上がりしてしまっていました。

一方で実際の香味としては、オールドボトルやアイリッシュのような突き抜けたトロピカルと言うより、熟したアプリコット、マンゴー系フルーツといった方向性で現時点では現行ボトルらしいフルーティーさの範疇です。

とはいえ、現行クライヌリッシュの中ではトップクラスの仕上がりで全く引っかかる要素がなく、しっかりとフルーティーで、かなり美味しいです。今後開いてきてフィニッシュに感じるベリー系フルーツがもっと出てくると、もう一段階評価が上がりそうな、ちょっと楽しみにのんびり寝かせてから飲みたいリリースでした。

※評価基準はコチラ

読んで頂いたついでに"スキ"ボタン押下、またはコメント頂けると喜びます。

サポートは100円とか200円とか、それ以上とかそれ以下とか、そういったお気持ちに応じた金額を筆者にお送り頂く機能のようです。基本的にお金を頂けるレベルのことは書いていないのですが、ごく稀に頂けることがあります。心から有難うございます。