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ハイランダーリカーズ スペイサイド 18年 2000 - HIGHLANDER LIQUORS SPEYSIDE 18Y 2000

ここは読み飛ばすセクション

どうも僕です。そう言えば"ローランド"って難しいですよね。何が難しいって"ローランド"が有名になってしまったからですね。「俺か、俺以外か」とか言っちゃうわけじゃないですか。つまるところ、「ローランドか、ローランド以外か」って言ってるわけですよね。そうすると、それ以外に含まれるのは"アイラ"、"アイランズ"、"ハイランド"、"スペイサイド"、"キャンベルタウン"って必然的に決まってくるわけじゃないですか。え?頭おかしい?うるさい!黙れ!ポカポカポカァァァアアアア!

今夜もすこっつだけお付き合いください🥃

本日のドラム

今夜は、新進気鋭、かなりマイナーな神奈川県相模原市の新興ボトラー、
ハイランダーリカーズさんのPBであるセレクションシリーズから、
「スペイサイド18年」をテイスティングしていきます。

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ハイランダーリカーズ
ハイランド
スペイサイド 18年(2000-2019)
バーボンホグスヘッド
56.2%

まずボトラーからですが、ハイランダーリカーズという神奈川県相模原市にあるリカーショップのプライベートボトルで、吉田丈太郎さんという方が現地で買い付けた、名前に違わぬ?w割と渋いセレクションのボトルが並ぶオンラインショップです。まだまだ知られていないショップですが、現地でしか買えないハンドフィルみたいなボトルも仕入れていたりして、個人的には注目している酒販店です。

そんなハイランダーリカーズさんのセレクションシリーズですが、なんといってもリーズナブル!こちらはこのスペックで1.2万円くらいでして、この値段で出してるってことは大した味じゃないんじゃないの?どうなの?教えて?ん?飲むしかないの?そうだよね。飲むしかないよね。飲む!

ってことで、スランジバー🥃

テイスティングコメント

Nose:バター、オイリー、粘土っぽさ、キノコ、コーヒー豆、奥にマンダリンオレンジ系フルーツ、時間経過でマンゴーや桜桃感
開栓後数日経ってフレッシュなオレンジ、柑橘、しっかり麦の甘さ

Palate:熟したアプリコット、もう少しでマンゴー、バター、フレンチトースト、柔らかい樽の渋み、時間経過で甘味がしっかり
開栓後数日が経ってアプリコット系フルーツ、ちょっとペッパー系スパイスやライトな内陸系ピートのニュアンス

開栓直後は、香りで結構好き嫌いがはっきり分かれるような方向性で、バタリーでオイリー、しかも酪酸系の発酵や、僕が良くイメージするネガティブなキノコ感がある。一方で味わいは開栓直後からしっかりスペイサイド蒸溜所に期待する熟したフルーツの甘味があり、香りで気になったバター感が上手く酒質と融合してフレンチトーストみたいな味わいで美味しいです。少し樽のビターもあるものの、丁度良いバランスです。開栓から1週間でやはり香り、味わい共に熟したフルーツ、麦の甘味が増し、不思議とスパイスも。

総評

「美味しい」

開栓直後と1週間経過では結構変化があります。

開栓直後は、特に香りに関して、開栓直後は気になる人には気になるレベルのバター感、オイリーさがありオススメしづらいです。飲むと結構美味しいのですが、香りが減点対象になってしまう可能性のある、飲み手を選ぶボトルかと思います。味わいは割としっかり熟したフルーティーさがあり、開けたてでも時間経過で甘味が増しましたので、さらに開くのが楽しみなボトルです。

1週間経過すると、やはり良化しました。期待するフルーツが開いて個人的なオフフレイバーであるキノコや、強めのバター感が落ち着き、フルーツや麦麦しさが増してきて明らかに良化しました。とは言え、好き嫌いがありそうなので、聞かれたら"美味しい"と答えるボトルで、オイリーなボトルや、ベンネヴィスあたりが好きな方にはオススメしてもいいかなと思います。

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