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ザ ウイスキージュリー ベンネヴィス 1995 23年 - THE WHISKY JURY BEN NEVIS 1995 23Y

ここは読み飛ばすセクション

どうも僕です。実は先日自分のバースイヤー(1984年)のベンネヴィスを海外から購入してまして、もうすぐ到着予定です。80年代は、どの蒸溜所もウイスキーの売れない氷河期で、蒸溜所がバッタバッタと閉鎖に追い込まれた暗黒時代です

そんな暗黒真っ只中の84年蒸留のウイスキーなんてまぁほとんど残っておらず、インヴァーゴードンなどのグレーンウイスキーか、グレネスクなどのマイナーどころ、有名どころでカリラ、クライヌリッシュなんてのも無くはないですが、ほぼ残っておらず、しかも美味しいかどうかも怪しい。カリラ84はシンガポールのオールドアライアンスで一度美味しいのを飲みましたが、そんなボトルそうそう市場に出てこない。そんな絶望の中にある一筋の光明が、今回購入した(WB90点越え!トロピカルと噂の!)ベンネヴィス1984なわけです。

開けどきが難しいですが、これを飲んで死ぬのが人生の目標の一つです。
ちなみにまだ届いていません←

今夜もすこっつだけお付き合いください🥃

本日のドラム

今夜は、個人的にリリース前から注目していたウイスキージュリーから
「ベンネヴィス 1995 23年」をテイスティングしていきます。

今回も例によって愛知のOrkneyさんから購入させて頂いた小瓶でのテイスティングです。ありがとうございます。

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ザ ウイスキージュリー
ハイランド
ベンネヴィス 23年(1995-2019)
リフィルホグスヘッド
51.2%

こちらはウイスキージュリーと言う新しいベルギーのボトラーで、確かこのボトルがリリースされた2019年が、ジュリーの最初のリリース年だった気がします。リリース前からロシア人インスタグラマーがデザインしたとされるラベルデザインが気になり、エイコーンさんで発売後、即購入して、しばらくは市場で話題にもならず残っていましたので、そのうち開けて美味しかったら追加購入でもと考えていたら、しばらくしてモルト飲みの間で評判になって、一気に市場から無くなってしまいました。

ジュリーはコレクションするより開栓して飲んでもらうことを目指して、価格高騰著しいシングルカスクでも、出来る限り安価にリリースするポリシーらしく、そういう意味でも好印象のボトラーです。そしてベンネヴィスと言えば96ばかりに目が行きがちですが、95もチラホラ美味しいリリースも見られ、このボトルも密かに期待しているボトルです。

ってことで、スランジバー🥃

テイスティングコメント

Nose:バニラ、シナモン、瑞々しい白桃、桜桃、オレンジ、
時間経過で少しハーブっぽさ

Palate:アプリコット、桜桃、レザーっぽさ、バニラ、スパイス、
時間経過で甘味が増す

香りのトップはやや穏やかな印象、バニラを主体にシナモンも。その後奥からちょっとニヤニヤするような瑞々しい桃。白桃の甘さと少し甘酸っぱい桜桃、オレンジのニュアンスも。時間経過でやや青いニュアンスが出てくる。

味は香りよりも、やや凡庸なフルーツとバニラ、余韻に長くピリピリとスパイシーさ。時間経過で甘味が増し、香りとの差が少し埋まってくる。

総評

「美味しい」

香りは一瞬普通かなと思ったのですが、直ぐに期待する桃系のフルーツが出てきて好印象でした。個人的に桜桃と表現するグレンモーレンジ18年にあるような甘酸っぱい桃とバニラの組み合わせが想起されてニヤニヤするほど良かったです。

味わいはやや凡庸ですが、徐々に甘さも増してきてネガティブな要素も特になく美味しいと思います。ただ、個人的に最近飲んだ信濃屋のゆとりネヴィスの印象があり、それに対しこちらは少し物足りないかなと思いましたので"美味しい"とさせて頂きました。

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