塾の宿題が多すぎるときの優先順位
今回は「塾の宿題が多すぎる」という問題に対して、親はどう対処していけば良いのかを考えていきたいと思います。
まずは、先日DMでご相談いただいた内容をご紹介します。
「塾の宿題が多すぎる!」というお悩みは多くのご家庭からいただく相談です。
今回は、小5学習の優先順位の考え方について解説します。
小5からは取捨選択が命
小5になると一気に問題量が増え、難易度も上がります。
ただ闇雲に取り組んでいってもまったく時間が足りず、
やってるのに伸びない
時間ばかりがかかる
こんなにがんばってるのに…
という無気力状態に。。。
じゃあどうしたらいいのか…?!
その答えはいたってシンプルです。
小5の1学期は「基本問題」に振り切れ!
小5で扱う問題の多くは、小4の知識と新しい知識がごちゃまぜ状態です。
小4の知識があやふやで整理されていない状態だと、めちゃくちゃ難しく感じるんです。
ということは、やるべきことはシンプル。
小5の問題のなかでも基本問題に集中すること。
小5の基本問題を徹底的にインプットすることで、小4の知識の定着にもつながり一石二鳥です。
基本問題に振り切るメリット
①取り組むのに時間がかからない
すばやく効率的に基礎知識がインプットされていきます。
短時間ですむので、勉強への苦手意識のあるお子さんでも負担が少ないです。
②そこまで難しくないし、分かりやすい!
基本問題なのでそこまで難しい問題はありませんし、解説もいたってシンプル。
だから勉強キライな子どもでも取り組みやすいし、「わかった!」「なーんだ、簡単じゃん」という感覚になりやすいです。
解ける楽しさを感じると、子どもは勝手に勉強するようになります!
③最大のメリット:後伸びしやすい!
基本問題に振り切るメリットとしてこれが一番大きいのですが、基本が定着していると後伸びしやすいです。
やっぱり、小5後半から成績が下がる子、小6の受験期・直前期になっても伸びていかない子っていうのは基礎があやふやです。
で、小6の夏とかに、周りは少しずつ志望校に向けた勉強にシフトして行ってるなかで、基本に戻らなきゃいけなくなって、でも周りはどんどん先をいっているし…という状態で基本に戻ることもできず…という状態に陥ってしまいます。
小6になって基礎に戻るのって本当にむずかしいんです…
時間的にも、精神的にも…
小5からは「ただ頑張る」は通用しない
小5になると、塾の拘束時間が増え、家庭学習の時間が限られてきます。
限られた時間のなかで効率的に学習を進めていくには、どう優先順位を立てるか、どう取捨選択をするか、が重要になってきます。
とはいえ、優先順位の判断を子ども任せにしてしまうと時間ばかりかかって、テストの成績に繋がらない、ただただ疲れてしまう、という状況になってしまいます。
大人の力、親のサポートが必要です。
基本問題を丁寧に
どんな難しい問題も、細かく分解していけば、結局は基礎知識の集合体です。
塾の宿題に時間がかかる
勉強時間は増えているのに成績が伸びない
応用問題が解けない
これらはすべて基礎が定着していない証拠。
そんなときは、勇気を持って基礎力の定着に集中しましょう!
小5の今ならそれが可能です!!!
振り切るときのポイント
さいごに、基本問題に振り切るときの大切なポイントについてお伝えしておきます。
それは、何回も解くこと、覚えるまで解くこと。
基本問題って、一見簡単そうなのでサラッと時間をかけずにテキトーに取り組みがちです。それこそが大きな落とし穴!
基礎をしっかり固める、というのは、「覚えた」もしくは、「理解した」という状態になるまでやるということです。
成績が伸びていかない子は、基本問題に振り切りましょう!
お子さんを見ていてなんだか雲行きが怪しいなぁと感じるなら、今すぐに基本問題に振り切ってしまうことをおすすめします。
(ママのそういう勘はほぼ当たりです)
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次回予告
今回もさいごまでご覧いただきありがとうございました!
次回は、宿題の効率的な取り組み方について解説していきたいと思います。
中学受験はもちろん、大学受験にも使える一生モノのスキルです。楽しみにしていてくださいね!
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