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なくして再認識した、ラン&学び用イヤホンOpenRunの価値

ランニングと中小企業診断士に向けた学びで毎日使っていたイヤホン、OpenRunを落としてしまった。金額的にも痛いが、耳からの学びが止まってしまうことのダメージがもっと大きい。なんて間抜けなことを、とへこんでしまった週末だった。

私が使っているOpenRunは頭の後ろをバンドが通る形のものだ。左右が分かれる小さなイヤホンではないから、普通使用中に落とすことはまずない。だが、油断してしまった。

OpenRun mini

子どもと30分ぐらい走って、そこから続けて自分だけもう1時間ほど走る計画で家を出た。子どもと一緒のときは話しながら走るから、イヤホンは装着せず、首にかけておくことにした。音を流していなくても、イヤホンをしたまま走るのは子どもに失礼だと思ったからだ。

それでも簡単にイヤホンが落ちることはない。ただ、予想以上の暑さにやられた。日焼け防止も兼ねて首に巻いていたタオルで走りながら何度か汗を拭ったうちのどこかで、その動作に合わせてイヤホンが首から外れて落ちてしまったようだ。

子どもと別れ、さあここからは学びながら走ろうと思ったところで気がついた。これはまずいと、予定のコースを取りやめてそれまで走った道を全て逆にたどった。でも、見つからなかった。さらにもう一度同じ道を確認しながら走ったが、なかった。30分ほどの間に、誰かに持って行かれてしまった可能性が高い。

通常の販売価格17880円。1年半ほど使ったから仮にそれを製品寿命の三分の一とすると、減価償却分を除いてざっと一万円ほどの損失だ。返す返す、間抜けなことをした。

でも、それで学びを止めるわけにはいかない。以前使っていたコード型のイヤホンを探して通勤時にそれを代わりに使うことにした。でも、OpenRunとの差を明確に感じるだけだった。

コードが鬱陶しい。耳の穴に差し込むことに違和感を覚える。ボリューム調整の方法を忘れてしまっている。そして、とてもじゃないけどランニングには使えない。朝、駅の途中までの軽いジョグでも駄目だった。途中でイヤホンを外してしまった。

コードがなく、耳に掛ける形の骨伝導イヤホンの、屋内でも野外でもランニング中でもほとんど「気にならない」感じが実はすごいことなんだなと、改めて感じさせられた。OpenRunはいつの間にか、私の学びとランニングに欠かせないものになっていたようだ。

ということで、小遣いから身銭を切って新しいOpenRunを購入した。私はサイズが小さいタイプのフィット感が気に入って、OpenRun Miniの方を使っている。

そして新しいOpenRunが届いた。安心した。ほんの数日だったが、この不在期間はほんとに長く感じられた。

今度はなくさないように、10年を目指してこれを使っていかなければならない。ランニングにも、学びにも。

ついでに、恥ずかしながら別の失敗談も書いておくと、骨伝導イヤホンなら何でもいいという訳ではない。私は最初、ランニング用に骨伝導イヤホンを使ってみたくて3000円ほどの安いものをAmazonで買った。数多くの高評価がついているものだった。

でもそれは、遠目にはイヤホンを耳にかけているようには見えるが実際は全くサイズが合わず、走っているうちにずれてきてほとんど音が聞こえなくなる代物だった。好意的なレビューを書くと何とかカードで1500円分プレゼント、みたいなことをしていて、それで高評価が大量についていたように見受けられる。安かったが使い物にならず、無駄金を使っただけだった。その後、高かったがOpenRunを購入し、自分の「ザ・イヤホン」はこれだと思うようになった。

OpenRunでも、フィットしない人はいるだろう。ただ通常サイズとミニサイズがあること、耳から耳までの頭の後ろの長さによってどちらがフィットするかの目安を得られることから、ほどほど以上には合う可能性が高い気がする。

一番確実でいいのは、大型の家電販売店に行ってイヤホンコーナーで骨伝導型を試着し、サイズと音の聞こえ方を確かめることだろう。


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