見出し画像

強烈に記憶に残ってる、大阪のスーパーの「小銭つかみ取りキャンペーン」。まだ行われてるんだろうか?

かなり昔、数年大阪に住んだことがある。その時の印象深い記憶として時々よみがえってくるのが、近くのスーパーでたま〜に行われていた「小銭のつかみ取り」キャンペーンだ。

スーパーの名前は覚えてない。駅のそばで、それな昭和の香りを残した精肉店とか数軒の小さな個人商店がスーパーと同居する建物だった。

どういう機会にそのキャンペーンが行われていたのか、それも記憶にない。期間中に指定金額以上の買い物をすると抽選券がもらえ、ガラガラを回せるというものだったと思う。

「1円玉」、「5円玉」などの当たり券が出ると、その硬貨がたくさん入ったケースに手を入れてつかみ取りができた。箱の外までちゃんと掴んで出せた分が、そのまま自分のものになる。あからさまだけど、熱くならずにはいられない。

最高賞は100円玉のつかみ取りだったはず。私が当たったのは、確か5円玉まで。それでも、家族の中で誰が「つかみ役」になるか、毎回真剣な検討をしていた。

手が大きい方がたくさん掴める。でも、ケースは入り口が狭くなっていて、山盛りに硬貨を掴むとそのままでは抜けなくなる。ならば、手の小さい方がつかみ役になった方が、結果的に多くの硬貨をケースの外まで持ってこれるのか?

この結論は今でも出ていない。1円玉のつかみ取りですらなかなか当たらなかったし、そのうち引っ越すことになったからだ。

その後いくつかの場所に住んだけど、あのような硬貨つかみ取りキャンペーンというのは見たことがない。大阪ならではだったのか、それとも大阪の中でも「あの店」だからこそだったのか。抽選会場に満ちていた熱気を思い出しながら、ときどきそんなことを考える。

こうした景品については詳しくないが、景品表示法が指定する最高金額や賞品総額を超えなければ、抽選の景品として現金のつかみ取りを行うこともできるらしい。上品なイメージで行きたい店には向かなそうだけど、そうでなければかなりインパクトのあるキャンペーンにできる気がする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?