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トライアスロン女子日本代表・高橋侑子選手とスマチェ・古屋絵理華のカンケイ(前編)


左:高橋侑子選手 右:古屋絵理華

スマートチェックアウトがスポンサー契約を結んでいるトライアスロン女子日本代表の高橋侑子選手。
今年もアジア大会の個人、リレー種目での連覇、そして日本選手権も優勝するなどアジアのトップ選手として活躍しています。

そんな高橋選手と我々スマートチェックアウトがつながるご縁は、実はスマチェ執行役員・古屋絵理華が幼馴染であったことにあります。

今シーズンの戦いを終え、スマートチェックアウト本社を訪れてくださった高橋選手と弊社・古屋絵理華に、二人の昔を振り返りつつお話を聞きました。


-まずお二人って昔はどんな間柄だったんですか。
古屋絵理華(以下古屋):本当にもう1年生からだよね。
高橋侑子(以下高橋):だね。唯一1年生から6年間一緒だった。クラスが三つあって、2年ごとでねクラス替えがあって。
古屋:そうそう、唯一、6年間同じクラスだったのは私にとっては侑子だけかな。

-そうなんですね。お互いはどんな印象だったんですか。
古屋:本当に侑子はスポーツがクラスで一番出来たと思いますよ。まず、なんでも全般できるんですけど、思い出すのが、私たちの小学校は毎年「走る会」というものがあって、2〜8キロで好きな距離で走るんです。そうなると私なんかは2キロをもうそれこそゆっくり走っているんですけど(笑)侑子は1番長い8キロを、めっちゃ速い男子と競って走っているっていうイメージですね。でもそのときからマラソンとかずっとやってたよね。
高橋:そうだね。マラソンとか走るのをよくやってましたね。

-高橋さんからは古屋さんはどんな印象でしたか。
高橋:元気(笑)元気で全然変わらず。今と変わらないんです。
古屋:そうよ。そんなもん、そんなもん。(笑)
-そんなにも変わらないものですか。
高橋・古屋:変わらない、全然変わらない。(笑)

-走ったり運動が得意だった高橋さんですが、そこからトライアスロンに、というのは何がきっかけで、どのタイミングだったんでしょうか。
高橋:小学校2年生ぐらいから一応トライアスロンは身近な存在ではあったんですよ。
古屋:お父さんがやってたんだよね。
高橋:そう、昔は趣味だったんですけど、やっているうちに何か知らない間にですね。自分にトライアスロンがすごい近い存在になってきて、小学校2年生ぐらいから子供用のレースとかには出てたりしていました。
古屋:スイム100mみたいな短いやつだよね。
高橋:うん。本当に15分20分で終わるようなレースから始めてました。ただ小学校高学年からは水泳、中学に入ったときに陸上部でやってたりしたんです。でもどれもいまいちで・・・(笑)そんな中学3年生のときにトライアスロンをまたやったら、全国大会とかに出られて、ちゃっかり優勝できたりして、やっぱり自分には3種目ないと駄目なのかなっていう感じになったんですね。
古屋:3種目合わせると強かったっていうことなんだよね。


-トライアスロンって『きつい』っていうイメージがあるんですけど、そこにある楽しさってどんなものですか。
高橋:そうですね競技としては過酷に見えるんですけど、もう本当に奥が深いスポーツなんですよ。いろんな自然と雨のような天候を相手にするような競技で、とにかく環境が本当にいろいろ。だからタイムっていう概念はあんまりないんですね。世界記録とか日本記録とかがない。ですから毎回レースによって本当にいろんなことに直面するというというのは面白いですね。
古屋:なるほど。天気とか違うからタイムが公式じゃないんだ。
高橋:そうだね。あと海だったり川だったり、湖だったりで波も違うし、コースも坂があるのかないのか、Uターンが多いのか、コーナーがないのかとか、そういうのでも全然違う。だから完璧に全部ぴったりの距離っていうレースは多分存在しないぐらいいんじゃないですかね。揃わないので。
ですから本当にそういった意味でも毎回毎回いろんな発見があって、やるたびに何かこれをこうしたいなとか、次はもっとこうしたいなっていうのを発見できたりすることを考えると、改めて終わりがないスポーツだなと思います。もちろん、そんな簡単ではないですし、ツラい、きついってイメージが強いとは思うんですけど、やっぱりそれを超えた先のものとか、見えてくる世界がすごく広がってくるのが、面白いというのはあると思います。


-古屋さんからは、日の丸を背負って戦っている高橋さんの姿はどんなふうに見えていたんでしょうか。
古屋:中高のときは、ただ「侑子すごい!」ぐらいだったんですけど、それがだんだんと世の中に伝わるわけじゃないですか。
だから何ていうんでしょう・・・本当にすごいんだって実感してます(笑)今、有言実行したなっていうのもすごいし、またそれを続けてるのもすごいし、もう多分、同級生の中で一番偉業を成し遂げてるなっていうのは感じてます。

-そうですよね。一方で高橋さん、日の丸を背負って戦うってどんな気分なんですか。
高橋:どうですかね。正直もうジュニア時代から結構海外のレースとか出させてもらっていて、言ったら順調に上り詰めてきてるようには見えるんですけど、それでも簡単でないことはいろいろありました。でもやっぱりトライアスロンだからできた、成し遂げられたっていうことは本当にたくさんあると思いますね。
多分陸上やってたらこんなことにはなってないし、競泳だけやっててもこんなことになってないので、トライアスロンが自分の世界を広げてくれたなっていうふうには思ってますね。

後編へ続く