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軽井沢町の恒例運動会「軽井沢ユニバーサルスポーツ祭」

SC軽井沢クラブが2007年から携わっているのが【軽井沢ユニバーサルスポーツ祭】という軽井沢町の恒例イベントです。
「健常者も障がい者も一緒に楽しめる運動会を軽井沢でやりたい」というスペシャルオリンピックス日本・長野の荒木武貴さんの発案により、当クラブが事務局を引き受ける形でスタートしました。

2009年には新型インフルエンザの流行で、2020、2021年は新型コロナウイルスで中止となりましたが、それ以外は実行組織や時期や内容を少しずつ変えながら開催し、いまでは町の恒例行事として認識されるまでになっています。

2019年の様子。300人以上が集まって盛り上がりました

ユニバーサルスポーツとは?

❝universal❞は「万人の」「全員に共通する」「あらゆる状況に使える」といった意味があり、ユニバーサルスポーツは「年齢や国籍、障がいの有無にかかわらず、みんなが一緒に楽しむことができるスポーツの総称」とされています。

軽井沢ユニバーサルスポーツ祭も「年齢や性別、国籍や障がいのある・なしを問わず、誰もが参加できる運動会」というコンセプトで、ユニバーサルスポーツを通して多様性を学び、他者を尊ぶ心を育て、生き生きとした垣根のないユニバーサルな町づくりを目指そうと実施しています。2019年までは、多い時には300人以上が一堂に会してこのイベントを楽しみました。

参加方式を変更し今秋に【来場型】を実施

3年ぶりの開催となった2022年は、感染対策のために【来場型】【出張型】と2パターンで実施することになりました。その【来場型】を10月22日に実施。総参加数は例年のようにいかなかったものの、幼児から90代までの方にお越しいただきました。

【来場型】は朝から夕方までの好きな時間に実施場所を訪れ、用意した種目を思うままに楽しんでもらいました。今回用意した主種目は「ボッチャン」「フライングディスク」「アーチェリー」 そして「eスポーツ」です。

ペットボトルに当てるアーチェリー

「ボッチャン」はボッチャをアレンジしたゲーム。「フライングディスク」は、ディスクを投げて的となる穴に入れれはOK。アーチェリーは安全を考慮した矢を用い、並べたペットボトルに当ててもらいます。
最後の「eスポーツ」は、脳トレ目的で今年初めて採用しました。使ったソフトは<ぷよぷよeスポーツ版>です。やり方を覚えるまでが大変ですが、シニアの方にも頑張ってチャレンジしていただきました。

一生懸命やり方をお伝えしました。説明者も脳が活性化されたそうです(^-^)

http://puyo.sega.jp/portal/eSports/20200804_002292/index.html
『ぷよぷよ』で脳が活性化

このほか、自由に使えるスペースには、敏捷性を高める「反復横跳び」、反射神経を鍛える「棒キャッチ」、手指の運動にもなる「折り紙で紙ひこうき」の各コーナーを設置。家族や仲間で競い合い、たくさんの笑い声が聞こえてきました。

学生スタッフのサポートがイベントの活力に

今回の【来場型】でもう一つ特筆すべきは、スタッフとして参加した長野大学の5名の学生の皆さんについてです。
彼らも初めての参加でしたが、ユニバーサルスポーツに理解を深め、参加されたすべての皆さんと明るく言葉を交わし、応援し、そして記録が出ると一緒に喜んでいました。
参加者の皆さんから「楽しかった」「またやりたい」と嬉しい声がたくさん聞かれたり、「盛り上げてくれた」「楽しませてくれた」といった感想をいただけたのも、参加者一人ひとりに対応した学生スタッフたちの力が大きかったと思います。

noteの別記事[SC軽井沢クラブの「名前」と「CI」]で書いたとおり、私たちクラブは、スポーツを通じて、多くの方がたくさんの思い出をつくり、人と人とのコミュニケーションがたくさん生まれるような活動を目指しています。今回は彼らがその活動を大きく後押ししてくれました。

Special thanks! スタッフとして参加してくれた長野大学の皆さん

さて、一方の【出張型】は、スタッフがお申し込みのあったグループのところに出向き、今回実施した「ボッチャン」「フライングディスク」「アーチェリー」を楽しんでいただこうというものです。出張型の実施期間が終了した時点で、この3種目の成績上位者には、賞状を贈ることになっています。

今回【来場型】に参加いただいた皆さん、ありがとうございました。またイベントでお会いしましょう!

(人´∀`).☆.。.:*お読みいただきありがとうございます。

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