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漫画原作者兼ラッパーを目指す、田舎育ちの僕がアルバムをリリースできた流れについて!

おはようございます。こんにちは。こんばんは。漫画原作者兼ラッパーを目指して、日々精進しているScizor a.k.a. えんたい(読み方:シザーエーケーエーエンタイ)と申します!

僕は今年の4/7に自信のちゃんとした形での処女作である、10曲入りの1st ALBUM『新連載』をリリースしました。
こちらから聴けます🍀
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僕は秋田県の横手市という街で育ち(かまくらや焼きそばが有名かも)、1st ALBUMの楽曲はその地で歌詞を書き、レコーディングをしました。しかし、横手にはレコーディングスタジオはなく(僕が探した限りは)、さらにラップをガンガンやってリリースをしているような先人や仲間はいませんでした。そこでそんな田舎で誰かに何か教えてもらうのではなく、1から考えてALBUMを完成させた僕の話を記し、僕と同じような境遇(曲出してみたいけど、レコーディングとかどこにあんねん……的な)の人たちにとって、少しでも参考になれば、と思いこのnoteを書いてみようと思いました。

・トラックはどうするの?

まず曲を作ろうってなったら歌詞を書き始めると思いますが、そもそもトラック(わかりやすく言うとラップとかの裏で流れてる音楽のこと!)はどうやって手に入れるの?となると思います。ビートメイカーの知り合いが入れば、そういった方に頼むのが良いと思いますが、僕と同じような境遇の人は基本的にそのような知り合いはいないでしょうし、仮にビートメイカーの方にトラックを依頼するのは少し高いです。そこで、僕が使ったのは(多分若手の方はみんな使ってると思うし、通る道だと思う)YouTubeのフリートラックです!YouTubeで「🔍フリートラック」「🔍HIPHOP フリートラック」「🔍Free track」なんかで調べるとたくさん出てきます!その中には無料で商用利用可能なものもあります!僕のALBUMの『新連載』の中だと、9曲目の「優等生」、10曲目の「出目金混泳Soul」はYouTubeにある無料で商用利用可のフリートラックを使わせて頂いています!(無料で使う条件等はちゃんと見て守ろう!)また、調べているとお金を支払わないと商用利用は出来ないものもあります。しかし、有料だからこそ他の人があまり使っていなかったり、自分の好みのトラックに出会えるかも知れません。ライセンスを購入して有料のトラックの商用利用の権利を得るのもアリです!(だいたい1曲2000~5000円くらいの値段です。後は自分のお財布と相談ですね)僕の『新連載』の中だと、2曲目の「あの日のメロディとタイムマシーン」、3曲目の「KAGEGUCHI」、4曲目の「夢を追う夜」、5曲目の「夜桜ブルー」、6曲目の「こころがしにそうなときにうたううた」7曲目の「奥羽本線」がそれですね。また、トラックを探す時は「🔍○○Type beat」と調べるのもオススメです!○○の部分にはジャンルやアーティスト名などを入れる感じです!例えば、「🔍Drill type beat」と調べるとDrillのフリートラックがたくさん出てきますし、「🔍LEX type beat」と調べると、ラッパーのLEXさんの曲っぽいフリートラックがたくさん出てきます!あとは、Twitter等でトラックの無料配布企画などをやっていらっしゃるビートメイカーさんがいたりするので、そのようなトラックを使わせてもらうのも手です!僕の『新連載』の中だと、1曲目の「漫画原作者兼ラッパーの唄」、8曲目の「富士見大橋の下」がそのようなトラックを使わせていただいた曲ですね。

検索するとこんな感じで出てきます

・レコーディングはどうやるの?

さて、来ました。レコーディングスタジオもないのにどうするの?って話ですが、僕は宅録をしていました!(歌うの禁止の家庭や部屋がない方はすみません)誕生日プレゼントという大義名分で、マイク、オーディオインターフェース、吸音リフレクター、ポップガードなどを揃えました。また機材はめちゃくちゃ高いやつを選ばなくても大丈夫です。以前ラッパーのTERUくんのインスタライブで質問した所、「最初は安めのやつからで良い。始めることが大切。」とのコメントをいただいたため、自分もそれにならって購入して揃えました。そして、録音ソフトはGarageBandを使ってました。(これもAndroidの方はすみません)もちろん、パソコンがある方はそちらのソフトなどでやっても大丈夫です!オーディオインターフェースにスマホやマイク、ヘッドフォン、電源を繋ぎ、GarageBandを開き、リバーブなどのエフェクトを消して録音をしてました。

こんな感じで、録っていきます

声を取り終えたら、パートごとに音声ファイルにして保存していきます。(僕の場合は1Verse目 1, 1Verse目 2,2Verse目 1, 2Verse目2 Verse被せ,hook 1,hook 2 hook被せ みたいな感じで分けてました。)
録音する時はエアコン等は消してなるべく雑音が入らないようにした方が良いですね。

・MIXを頼むには?

そして、録音した音声ファイルを準備したら次に僕がやったことはMIXです。僕がMIXしたわけではありませんが。もちろん自分でできる人は自分でやって大丈夫ですが、そうではない方もいるかと思います。僕もそっち側でした。そういった場合はココナラやTwitterなどで、自分の条件にあったMIXをしてくださる方を探します。条件というと、納期や値段、システム(何回でもやり直しOKだとか、値段を上げると色んなオプションがあるだとか、1ヶ月MIXし放題で○○円だとか色々)を見て、自分の条件にあった方にお願いしましょう。MIXしてくださる方への敬意は忘れずに。
僕の場合はさっき作った音声ファイルを全て1つのフォルダにまとめて、圧縮して、それをギガファイル便で送っています。音声ファイルについては、頭出しはしっかり行い、トラックに声を乗せてるデータも一緒に送りましょう。

・リリースをしよう

さて、ここまで来るとあとは楽曲のリリースです。YouTubeであげるのか、音楽配信サービス(SpotifyとかLINEミュージック的なやつ)で配信するのか、SoundCloudにあげるのか、選びます。YouTubeやSoundCloudは無料で簡単にあげれるので、今回は音楽配信サービスで配信する方法を紹介します!
ここで準備するのは、ジャケットと楽曲のファイルですね。ジャケットは自分で描いたり、写真を撮るのもありですし、こちらもココナラやTwitterで依頼するのもありです!僕の場合は好きな漫画が同じで、前から関わりのあったフォロワーさんにお願いしました。

クオリティえぐい。

音楽配信サービスとして日本で有名なのはチューンコアやBIG UPでしょうか。僕はチューンコアから配信していますが、シングル、アルバムともに年間でお金がかかってしまいますので、まずは無料で配信してみたいという人はBIG UPを利用するのが良いでしょう。ジャケットのファイルの大きさや楽曲のファイルの大きさなどの規定は自分が利用する音楽配信サービスの規約をしっかり読みましょう。BIG UPは使ったことがないため、チューンコアの方で説明すると、
①アカウント登録(無料)
②ダッシュボードからリリースを選択
③リリースの種類などを選択
④アルバムの名前などを決める
⑤楽曲を追加する。詳細情報を入れていく。(ここでフリートラックの使用許可を証明できるファイルやスクショが必要になるので、準備しておこう)
⑥歌詞を入れたければ、パソコンでログインして入れる
⑦ストア選択をし、リリース日などを決めていく
⑧審査に出す→通ればリリース確定

的な感じです。多分もっと細かいことは公式サイト等に載ってますので、ここではざっくり。

・最後に

あとは、リリース日を待ちながら宣伝するのも良いでしょうし、リリースする予定の曲を聴いて待つのも良いでしょう。
僕が思うに、最初はクオリティより行動をするかだと思うんですよ。歌詞やメロディに拘りすぎて何度も何度も何度も辞めたりだとか、他のアーティストと比べて「自分の音楽はまだ未熟だ」なんて思ってリリースを先延ばしにしたりだとかは僕からするとちょっと勿体ないなって思ってしまうわけです。
だって、リリースしてる人は1歩目を踏み出してるわけですが、上記のような人は何もしてない人とあんまり変わらないと思います。もちろん、歌詞やメロディを拘ったり、他との比較も必要ですが、それだけではなく、今の全力を形にして出してみることがその成長に繋がるのではないかな?と考えてます。
数字や結果はまだまだですが、僕もここからバンバン制作をして、カマしていこうと思います!
この記事を読んでの質問や、もっとここを知りたい!みたいなことがあれば、この記事のコメントやTwitterやInstagramのDMへお願いします🙏

・Scizor a.k.a. えんたいの各リンク

Tunecore (リリース音源)

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