毎日出来る美髪ケア☆『美髪になる本当に正しいシャンプー方法 その②』

前回はシャンプーの基本をお伝えしました。
そこから引き続き『正しいシャンプー講座 その②』!

正しいシャンプー講座 その①はこちら

今回はシャンプーの初耳学!みなさんのシャンプーは本当に正しくできていますか、、、?

今回の内容は↓

初耳1:シャンプーをつける前にほとんどの汚れが落とせる。
初耳2:シャンプーの泡だての度合い。
初耳3:髪の仕上がりはシャンプー後の流しで決まる。
初耳4:トリートメントの使い方で髪が変わる。

『初耳1:シャンプーをつける前に7割の汚れが落ちる。』

シャンプーは流しが重要!それは、シャンプー前の予洗い(シャンプー前の流し)も例外ではありません。

シャンプー前のお湯洗いで綺麗さっぱりというわけではありませんが、不要な汚れの7〜8割は落とす事ができます。

ほとんどの方が、全体的に髪を濡らすために予洗いをするという感覚で行っていると思いますがそれが間違い。


予洗いが不十分だと、シャンプーの泡立ちが悪くなる為摩擦が起きやすくなり髪も頭皮も傷みやすくなります。

シャンプーの量も多く使用しないと泡立たないし、汚れが落ちにくくなってしまうので、使用量も増えるばかりか多く使った分だけ流すのにも時間がかかるようになってしまいます。


裏を返せば、事前の予洗いをしっかり行うと汚れをほとんど落とす事ができるので直後のシャンプーが楽になるという事。

予洗いでほぼ汚れを落としてしまおう!ぐらいの意気込みで、これでもかとよくすすいで下さい。時間でいうと3分以上すすぐと効果的☆


お湯の温度は熱すぎないのが重要で34、5度ぐらいが一番理想的とされています。38〜40度程度の熱め温度になると、油分を落としすぎてしまい頭皮に乾燥を招いてしまいます。

熱いよりも、『ちょっとぬるい』ぐらいが適温だと思ってください。適温で髪と地肌の汚れをしっかりとすすいで髪に余分な負担を与えないようにしましょう。

『初耳2:間違いやすいシャンプーの泡だての度合い』

『手のひらで泡だててからシャンプーをつけてください』

耳にしたことも多いと思いますが、みなさんはこう思っているのではないでしょうか。

「シャンプー、、、手のひらで泡立たなくない?」と。笑

そう!シャンプーは手のひらだけでは簡単に泡立ちません!


もちろん、泡立てネットなどを使用することでモコモコに泡立たせる事も可能です。

基本的にシャンプーは泡だてて使用するのですが、ほとんどの一般の方が勘違いしているのはその『泡立てる程度』で、モコモコの状態まで泡立てる必要はありません。


大切なのは泡立てることではなく、1回のシャンプーに使用する量。泡立てに注目してしまうと必要以上のシャンプーを使用する事になりかねないので注意が必要です。


シャンプー1回あたりのシャンプーの量は1〜2プッシュ程度が目安。

ショートの方は1プッシュ、ミディアムの方は1.5プッシュ、セミロングで2プッシュというように髪の長さと毛量で変化はしますが、可能な限り少ない方が流し残しが起こりに食いメリットがあるので少なめを心掛けてください。


あとは、お湯で濡らした手のひらで軽く泡が立つぐらいまでもみこめば十分です。泡立てるというよりも、シャンプーの原液を手のひらで伸ばして、髪につけて泡立てるための準備を行うイメージです。

全体的にまんべんなくシャンプーをなじませて、開いた指で指の腹を使って頭皮全体になじませた後、毛先の方を持ってきて髪にも全体になじませて行きます。指を開いて手を大きく使って、大きく動かし空気を含ませながら行うとしっかりと泡立つので試してみてください


泡を使って頭皮を軽くマッサージしながら洗ってください。ゴシゴシはダメですよ!!髪も泡で揉む程度で十分です。

1回目のシャンプーで泡立ちが悪い場合は、1度しっかりとすすいでもう一度シャンプーを行なってください。

頭皮だけではなく、髪の部分もしっかり泡立てる事で汚れをしっかりと浮き上がらせる事が出来ます。


『初耳3:髪質はシャンプー後の流しで決まる。』

シャンプーで重要な流す事は、洗った後が特に重要です。シャンプーはしっかりと洗い流さないと、せっかく泡で浮き上がらせた老廃物や不純物が残ってしまいます。

洗う時間よりも流す時間は3倍ぐらいかけてしっかりとシャンプーを落とす事で、髪や頭皮の老廃物・不純物をしっかりと除去する事ができます。時間でいうと3〜5分以上流すのを目安にしてください。


よくある間違いが、泡が全て落ちた時点で流すのを止めてしまうという点。泡が落ちきった直後は、シャンプーのヌルヌルする成分が結構残っているため手触りが良く感じてしまいます。

特にアミノ酸系のシャンプーは髪や頭皮に近い成分で出来ているので、頭皮や髪に結びつきやすく非常に落ちにくいのが特徴です。

いつまでもヌルヌルが取れないので、洗っただけで手触りが良くなったと勘違いしがちですが、ただ落ちていないだけなので注意してください!

シャンプーが完全に落ちた合図は、髪のキシキシ感です。髪がキシむまでしっかりとすすぐことで、汚れとシャンプーの成分の残留をスッキリと落とす事が出来ます。


シャンプーが残っていると、頭皮トラブルの原因になる可能性があると同時に髪のダメージにも繋がりかねません。

シャンプーをキシみが出るまですすぐ事で、トリートメントが浸透しやすいベースを作りトリートメントの本来の効果を引き出す事ができます。

これでもか!と必ずよくよく流してください。


『初耳4:トリートメントの使い方で仕上がりが変わる。』

シャンプーを丁寧に流した髪は、余分な不純物がなくなり髪本来のキシみが出る状態にまで綺麗になります。

ここで、勘違いしている方が多いと思うので補足しますが、キシみと傷みは違います。

髪は本来の状態であればキシみが出て普通です。

ダメージが酷いと更にキシみが酷くなりほぐれなくなったりしますが、健康的な髪も濡れていれば同じようにキシみます。

普段キシみが出ないで、サラサラになっているのはトリートメントのコーティング剤のおかげで、何も付いていない髪はキシんで普通なんです。

なので、髪にキシみが出るという事は、全て『オフ』出来た証であり、髪がそれだけ綺麗になったという事です。

しっかりと綺麗に『オフ』された髪は、トリートメントの浸透が全く違います。トリートメントを頭皮を避けてまんべんなくたっぷりと髪につけます。


そのまま5分ほど馴染ませる事で、スッと髪に浸透していく時間を作ります。もしできるなら『チェンジリンス』も行うと更に効果アップ!

『チェンジリンス』とは洗面器や桶にお湯を張って、そのお湯をすくいながら髪に馴染ませていく事で、まんべんなくトリートメントを行き渡らせていく方法です。

髪の表面積はとても広いので(肩に付くぐらいの長さで畳3枚以上!!)手のひらだけで伸ばすのには限界があります。

それをお湯の力を借りる事で全体的に均一に伸ばしやすくしているんです。美容室でもシャンプー中にお湯を溜めて行なっている時がありませんか?

その場合は大体『乳化』か『チェンジリンス』で間違いないと思います。(乳化はまた次の機会にでもお話しします。)

髪にしっかり浸透させた後は流すのですが、ここの流しは軽めがポイント。髪に少々残すぐらいの気持ちで流すと、程よくトリートメントが残りしっとり仕上がります。

髪の仕上がり具合はトリートメントの流し感で変わります。洗顔の後の化粧水や乳液も季節で変えたりするように、髪もその時の状態に合わせてあげるのが大切です。

乾燥をあまり感じない季節は少ししっかり目に、乾燥する季節は少し残し目にして仕上がりをコントロールしましょう。

ここで、しっかりコントロールしておくとその後の洗い流さないトリートメントの使用量も減り、髪が軽く仕上がります。


『シャンプーを正しく行うことが美髪へ繋がる。』

そもそも、シャンプーの目的は髪と頭皮を洗う事ですが、それに加えて傷んだ髪にツヤを与える事が当たり前になってしまいました。

その結果、一度傷むと治らない『ダメージヘア』に薬品類が残留して、更に傷めるという悪循環に陥る方が多くなっています。

メイクをしたらキレイに洗顔し、美容液で保湿します。シャンプーとトリートメントも同じで、汚れやコーティング類をしっかりと落とし、残留しない潤い成分を髪に与える事が大切です。

髪はもともと、備わっているキューティクルだけて本来の美しい状態を維持する事ができます。

この、本来の髪である”すっぴん”に戻してあげる事こそが、髪の本来持つ力を引き出し、トリートメントに頼らなくてもキレイな状態を維持できる強い髪へする事ができる数少ない方法の一つではないでしょうか。

正しいヘアケアで美しい髪を。ぜひ試してみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?