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“社外同期”の輪を広げる『スタートアップ合同入社式2022』サイシード新入社員による潜入レポート

こんにちは、サイシードCOOの叶です。ご覧いただきありがとうございます、サイシードCOOの叶です。今回は、弊社の新入社員が2022年4月1日に参加した、スタートアップ合同入社式のレポートをお届けします。一体スタートアップ合同入社式とはどのようなイベントなのか。参加することでどのようなメリットがあるのか。当日参加した、弊社の新入社員の竹下くんに寄稿してもらいました!


2022年4月1日、株式会社サイシードに入社した私も「同期が少ない問題」に直面したうちの1人でした。すでに出来上がっている社内コミュニティに溶け込めるか、社員の方々が快く迎えてくれるか、不安な気持ちを抱えたままオフィスに顔を出すこととなりました。

そんな状況において、人事部の山田さんが招待してくださったイベントが「スタートアップ向け合同入社式」です。

山田さんによる熱いメッセージ

本noteでは、58社から総勢91名が参加した合同入社式を通して得たものや、入社式の内容について順を追ってご紹介したいと思います。


合同入社式とは

まず初めに、私が参加した合同入社式とは一体何なのかを簡単に説明させて下さい。冒頭お話しした通り、スタートアップやベンチャーへの入社を決めた新卒社員の大きな悩みの一つが同期問題です。新卒採用を行っているスタートアップでも、大人数を採用する企業はごく少数。新卒同期が数名しかいない場合や、自分一人だけというケースも珍しくありません。

一方で、同期という存在の大きさは計り知れません。上司や先輩には相談できない仕事上での悩みを相談したり、自慢するほどではない嬉しい出来事を共有したり。上下関係がないからこそ話せることは意外と多いものです。そんな同期がいないなんて、こんなに寂しいことはない。これはなんとかしなければということで有志の方々が立ち上がり、社外同期を作ろうという目的で始まったのが、スタートアップ新卒合同入社式です。

2019年に第一回が実施され、翌年以降は新型コロナの影響で開催が見送りとなっていましたが、久しぶりに2022年に再開されることになり、そこへ私も参加させていただくことになった、という流れになります。

運営の方々と、新卒社員の目線に立って参加を促してくれた弊社人事の山田さんに感謝しながら、「どんな会社のどんな同期と出会えるんだろうか…」と期待と不安を抱えながら会場へと足を運びました。

合同入社式から得たもの、当日の流れ

会場に到着すると、私と同じ2022年入社の同期達がズラリ。会社はもちろん、性別も服装も雰囲気もバラバラな同期達を見ながら「この入社式に来なかったら、出会えなかった人達なんだなぁ…」と感傷に浸っていると、程なくして入社式が始まりました。

その幕開けとなったのは、協賛企業の方による力強いメッセージ。挨拶が終わると、式はいよいよ2つのメインコンテンツパートに突入。それぞれのコンテンツには参加者同士が仲を深められるような意図や工夫が凝らされており、とても楽しく有意義なものばかりでした。それら各企画の趣旨について、一つずつご紹介していければと思います。

企画1:新卒ガチ自己紹介

一つ目の企画は、その名も“新卒ガチ自己紹介”。「自己紹介はわかるけど、ガチとは一体どういうことだ…」と若干身構えてしまったのは、ここだけの秘密です(笑)。さて、新卒ガチ自己紹介では具体的に何をしたのかというと、よくある普通の自己紹介です。じゃあ何が“ガチ”なのかと言えば、自己紹介をする時間。なんと、1人5分間もの間、プレゼンテーションをグループメンバーに対して行うのです。

ガチという割に5分間かい!と思う方もいるかもしれませんが、話してみるとこれが意外と長い…。ただ、大変ではありますが、それ以上に意義も大きかったように思います。というのも、5分持たせようとすると内定先のことだけ紹介するだけでは足りません。自然と、学生時代の話や趣味の話など、仕事には一見関係のないような自分のバックボーンの話までするようになるのです。そのおかげもあって、ただの自己紹介をし合うよりも深くグループメンバーのことを知ることができました。きっと、運営の方はここまで見越して5分という時間を設定されていたのでしょう。さすが社会人…。私も精進しなければ…(笑)。

このガチ自己紹介で特に印象的だったのは、下記の2点でした。

メンバーそれぞれが明確な就職理由を持っていたことが印象的だった

比較的皆に共通しているなぁと感じたのが、明確かつポジティブな理由で内定先を選んでいた方が多かったことです。

大学の頃の友人を思い返すと、雇用条件や企業のネームバリューなどを重視して就活していた人がほとんどでした。実を言えば私もそうだったのですが、当日は「趣味に近い仕事がしたくて音楽ベンチャーを選んだ」という理由や「どうしても一緒に働きたい方がいた」という理由など、皆さんそれぞれのしっかりとした動機を持っていて驚きました。

教員を辞めた方、起業後に入社した方など、様々な背景があった

また、様々なバックボーンを持つ方がいたことも印象的でした。

教員になったけど、しっくりこなくてスタートアップ企業に入社した方、高校卒業後に海外留学して、そのまま入社した20歳の方など、なかなか波乱万丈な人生を歩んできた方が集まっている場でした。
ちなみに、このタイミングで同じ趣味を持つ人と出会い、入社式の翌日6時間ほどセット麻雀を打ちました。楽しかったです。(コネクションの活用の仕方として正解かどうかは聞かないで下さい。笑)

当日は手配がいい日でした

企画2:起業グループワーク

「新卒ガチ自己紹介」のあと10分間の休憩をはさみ、合計2時間ほどのグループワークを行いました。ディスカッション形式のワークで、題材は「“偉大な成果を残せるような偉大なチーム“を目指し、同じグループの4人で起業しよう」というもの。面白そうだなと思った一方で、“偉大”と連呼されて、またもや身構えてしまった私です(笑)。

このワークでは、起業に際して企業が掲げるミッション(バリュー)を4人全員が腹落ちできる形で決めなければならず、とてもハードな課題。聞いた限り、半分以上のグループが時間内にクリアできていなかったようでした。

グループワークを通して感じたむずかしさ

特に難しかったポイントが、「4人全員が腹落ちできる企業のバリューを決める」という点。

まずは各々の価値観を共有することから始まる

例えば、「楽しむ」という言葉ひとつを取っても複数の解釈があり、

  • 自分が楽しいと思う仕事を楽しみたい

  • 楽しく働くために、心地良い職場環境と同僚との関係性が大切

  • 「成果が出た」事実に楽しさを感じるので、とにかく結果を出し続けたい

など、千差万別な意見をとりまとめ、同じ方向に向かせる必要がありました。まだ働いていないので想像ではありますが「仕事とは、こんな感じで色々な人たちの色々な意見をうまく取りまとめながら進めていくのか…」とビジネスを擬似体験している感じがして、ワクワクしながらワークを進められました。

また、ああでもない、こうでもないと意見を交わし合う過程で、メンバー同士の深い理解につながったように思えました。

スタートアップ合同入社式が終わったあとの交流

合同入社式が終わったあと、半日一緒にいたグループメンバーと浅草のホッピー通りで飲みました。かなり砕けた雰囲気の中、お酒も入ってか、入社式の時には話題にならなかった個人的な話ができました。(このタイミングで、本当の意味で友達になれたなぁと思います)

いい意味で “尖っている” 人が多くて、終始刺激を受ける飲み会でした。皆それぞれの目標を持っていて、入社後こうしたい!という具体的な願望を持っている人たちが多かったように感じました。

新卒はもっと保守的な方が多いイメージもあったのですが、スタートアップ企業に新卒で入社するような方が集まる場だったからこそ、いい意味で期待を裏切られました。

「社外」とはいえ、同期は同期

私にとって社外同期とは、「共に成長をしていく仲間」のような存在です。(執筆していて思わず恥ずかしくなるような表現ですが。。。笑)
それだけ、合同入社式を通じて知り合った方の今後を追い続けたい!と強く思うようになりました。

新卒でスタートアップ企業に飛び込むという、いばらの道を進んだ私たちは、これから数年にわたって様々な経験をしていくのだと思います。
その過程でどんなことがあって、どんな失敗をして、どう乗り越えていったのか。1か月後、3か月後、1年後・・・と、定期的に顔を合わせて語り合うような関係性を築きたいです。

疎遠にならない工夫は必要

とはいえ、毎日会わない間柄だからこそ、疎遠にならないような工夫は必要だと思います。
最初のうちこそ、社外同期との関係性を意識的に保ち続けなければ、すぐに無くなってしまうのだろうと感じました。

ただ、裏を返せばお互いに気をかけて連絡を取り合えば、会社が違うとか関係なくずっと同期というかけがえのない関係を紡ぎ続けられるということ。せっかく入社式に参加して、お互いを深く知り、打ち解けられた貴重な仲間。今後ずっと励まし合い、競い会える存在であり続けたいなと思っています。

この程度のやり取りができる友達はできた

総括して

合同入社式を総括して、行ってよかったと心から思えるイベントだと感じました。定期的に近況報告できる友人ができたことはもちろん、社外同期という存在が、よりカジュアルに会社のことを相談できる窓口にもなりそうだと期待しています。

また、個人的には合同入社式の写真がたくさん残っていることにもメリットを感じました。このイベントが無ければ時間が経過したあとに思い出として見返すことも出来なかったと思うので、入社一日目の初々しい自分を記録として残しておけたことも良かったです。


竹下くんが合同入社式を通じて他の会社の同期とつながり、親睦を深めることができたとのこと、とても嬉しく思います!
私自身、同期とはよく遊んでいたし、なんだかんだ今でもたまにあったりしています。同期グループで採用や副業の依頼も来たりするので、非公式なセーフティネットとして機能している側面もあると思います。
そのような環境を新卒に提供できないことが気がかりでしたが、合同内定式にお誘い頂けてとても感謝しております!
参加された皆さんがこちらのnoteを読んでいたら、サイシードの竹下と仲良くしてやってください!

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