ヨーロッパ文化教養講座(「ダウントン・アビー 新たなる時代へ」その1)

2022/11/06
都会ではすでに、9月30日に封切りした、「ダウントン・アビー 新しき時代へ」が、やっと11月4日に公開となったので、本日観てきた。

封切り2日後の日曜日の13:35分の回にもかかわらず、観客席は約10人と寂しいものだった。この分では、早々に終了となりそうなので、早く2回目の復習鑑賞に行こうと思った。

すべての登場人物に思い入れがありすぎて、もはや、映画を第三者として鑑賞するというより、自分の家族や親戚や友人の物語をドキドキしながら観ているに近いものがあり、あっという間に終わってしまった。

1作目の映画と違って、主要登場人物の退場があったので、もし、さらなる続編を作るのなら(そう、信じているが)どのようなアプローチで話を作るのかと思った。

見所が多すぎて簡単にはまとめれないので、今回は、1番印象に残ったシーンの話だけをすることにする。

おっちょこちょいで、ユーモアたっぷりの善人、モーズリーさん(演 ケビン・ドイル)が、劇中の映画撮影の監督にラストシーンの提案をするときの演技が秀逸だった。
それは、寅さんシリーズで渥美清が、団子屋の座敷で家族を前にして演じる恒例のいわゆる「寅さんのオペラアリア」のごとく、情景が目に浮かぶようにセリフと演技で説明するシーンである。
ダウントン・アビーでは、名舞台俳優ケビン・ドイルとして紹介されることがあるが、本当にそうなのだと思った。


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