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何種類の宇宙人に会えるかな?

皆さんは宇宙人に会ってみたい!と思ったことはありませんか?
宇宙人に会えるかどうか真剣に考えている科学者たちも少なくありません。
今日は何種類の宇宙人に会えるかを計算で求めてみましょう!

天の川銀河内の宇宙人

まず、宇宙には銀河と呼ばれる星の集まりがたくさんあります。
私たちがいる地球は、その中の1つの天の川銀河に属しています。

天の川

天の川銀河は端から端まで光の速さで飛んでいったとしても、10万年かかります。とても大きいですね。
一方、天の川銀河のおとなりのアンドロメダ銀河までは、光の速さでなんと250万年!

宇宙人に会えるとしたら、おとなりのアンドロメダ銀河の住人よりも、天の川銀河の住人と出会う方が可能性は高そうです。
今日の計算では、「天の川銀河内の宇宙人」に限定して考えます。

宇宙人が誕生する星の条件とは?

さて、宇宙人はどのような星に誕生しそうでしょうか?

太陽

太陽のような自分で輝いている星は、恒星といって、表面の温度が数千度以上あります。
暑すぎて、とても宇宙人が住めるとは思えません。
すぐに蒸発してしまいそうです。

反対に、表面が凍った冷たい星はどうでしょうか?
すべてカチコチに凍った状態では身動きがとれません。

つまり、暑すぎても寒すぎてもダメなのです。
では、ちょうどいい温度とは…?

水

それは、「水が液体で存在できる温度」ではないでしょうか?
地球もこの条件にピッタリ当てはまっています。
太陽という恒星が、適度な距離で、水が液体で存在できる温度に温めてくれる。
そんな条件のところに地球はいます。

つまり、宇宙人がいる可能性がある星は、
「恒星の周りをまわる星で、水が液体で存在できる位置にある星」
ということになります。

他の星の生物と出会うには?

宇宙人

さらに、水が液体で存在できる星の中で、
実際に生命が誕生→知的に発達→ほかの星と通信を行う
というステップを踏んで初めて、他の星の生物と出会えることになります。

そしてさらに、他の星と通信を行えるようになった宇宙人が滅んでしまうこともありえます。
どのぐらいの間、他の星と通信を行える文明を維持できるか、というのも重要な要素の一つです。

ドレイクの式

アメリカ人の天文学者のフランク・ドレイクは、以上のようなことを1つの式にまとめました。
それが、こちらです。

ドレイクの式

1961年にドレイクがこの式を使って、計算に使った値は、
天の川銀河内で1年間に誕生する恒星の数=10個/年
1つの恒星が惑星を持つ確率=0.5(50%)
恒星の周りの星で水が液体で存在できる数=2個(太陽系の場合、地球と火星の2つなので)
生物が誕生する確率=1(100%)
生物が知的になる確率=0.01(1%)
生物が他の星と通信をする確率=0.01(1%)
文明の寿命=10,000年

ドレイクの式の計算結果は…

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実際に計算してみると、
「10種類の宇宙人と交信できる」
という結果になります!
10種類の宇宙人と会える日がくるかもしれないですね!

宇宙人と会うためには…

一方、この計算には文明の寿命が1万年続くという想定になっています。
地球人が核戦争や、地球人にとっての環境破壊などで1万年もたたずに、自滅する可能性もあります。

宇宙人と会うためには、文明を長続きさせることも大切ですね!

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