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【最新研究!!コーヒーはアルツハイマーにも効果を発揮】

コーヒーは好き嫌いが別れる飲み物だが…

今回はコーヒーがアルツハイマー予防になるかもしれない!という研究

※参考文献

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.jafc.3c01072

大前提の知識として…

アルツハイマー病の発症メカニズムはまだ完全解明されていません。

今回はアルツハイマー要因の一つとして考えられている「脳内でのタウタンパク質の凝集と蓄積」に注目しています。
通常は脳の構造を安定させる作用があるため、タウタンパク質は悪者ではない。

しかし脳に何か問題があると、大量のタウタンパク質が凝集・蓄積して…神経細胞死を引き起こす。

すると神経細胞間で正常なコミュニケーションが出来なくなり、思考力の低下や記憶障害・無意識的な徘徊などが起きる。
そのタウタンパク質の凝縮を阻害するのがエスプレッソだ。

この研究では、40時間培養したタウタンパク質にエスプレッソを入れることで、短鎖型のタウタンパク質が互いに寄り集まって長い鎖を形成する繊維化ができなくなっていた。
今回の研究の魅力は、

市販の普通のコーヒーを使っており入手しやすい。

またコーヒー自体はカフェ感受性が高すぎる人など特殊な人でない限り、適量では人に無害なため、薬のような副作用が少ない。
コーヒーに含まれるカフェインやゲニステインなどの化合物は、消化器系で処理された後に、血液と脳の間のバリア(血液脳関門)を通過して脳に到達できる。
ただ、今回の研究はペトリ皿で行われた実験であり、臨床試験は行っていない。

その点を考慮しても、今からコーヒーを飲むことに損は少ないかと思う。

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