身近な場所でこその発見~宿泊学習に向けて~
私は元来旅が好きです。
旅の目的地には色々あります。前人未到の冒険に近い旅もありますし、海を越える旅もあります。
いっぽう、旅の目的と言われたら何と答えるでしょう。
旅は日常からの脱却とか、非日常との出会いという人もいます。
私の場合はどちらかというと新しい出会いとか新しい発見が目的のような気がします。
出会いや発見は、ヒトだったりモノだったり、その時々で違います。
とにかく、自宅からの距離はさほど問題ではなく、しばらく家を離れて違う風景に触れると、何だかいつも感じることとない感覚が研ぎ澄まされる気がするのです。
今回の旅は、登別、白老を中心に進みます。いずれも道央圏に住む私たちにとっては、お馴染みの場所です。果たして、これらの場所は諸君に何を見せてくれるのでしょうか。あるいは、旅の空の下、私たちの感覚はどのように変化して、その結果として、「お馴染みの場所がどのように見えるのか。」ということが大切です。
ましてや、日常一緒に過ごしている学級や学年の仲間とともに1泊2日を過ごすのですから、いつもと違う高揚感もあります。
家族ではない仲間と見る風景は、諸君に何を伝えるのでしょう。
同じ風景を見た仲間でも、それぞれの見え方の違いはあります。
でも、同じ時間に同じ空間で過ごした経験は、それぞれの記憶に刻まれます。
だから学校での集団での宿泊を伴う旅行は、個人旅行や家族旅行とはちがうと思うのです。多少窮屈さを感じる集団行動でも、それをミッションとしてやりきることで、新たな風景が見えてくる。それが思い出に変わる。
蛇足ですが、健康第一です。しっかり食べて、しっかり寝る。
これ、旅の成功の原則です。
2日間、どうぞよろしくお願いします。
2021.10.05 宿泊学習に向けて
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