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あそびを通して、身につけたものとは

日曜の朝。むすめと私が食卓でご飯を食べていた。

私が、テレビでヨーロッパのおもちゃを取り上げた番組を見ているときに、ふと気になったので、娘に質問した。

「小さい時に、家にあったビー玉を転がすおもちゃで遊ぶのって、すきやった?」

「ううん。」

娘は、即答で否定する。

テレビでは、おもちゃを通して試行錯誤することで、子どもの想像力や表現力を育むというような説明をしている。

再度、娘に質問する。

「こういうの、あんまり興味なかったよね。」

そしたら、娘が説明してくれた。

「私はさ~、最初から決まってるのって嫌いやから。2秒であきてたわ。自分で設定決めて遊ぶのが好きやってん。」

なるほど。確かに、娘の遊んでいる様子を観察すると、いつもそこに娘が作った世界観が存在していた。人形をたくさん集めて、それぞれに設定をつけて、おままごとをしてみたり、自分にしか理解できないようなお話を作ってみたり。笑

既に、自分の中に表現したい何かがあって、それを人形やおもちゃを使う遊びの中で表現していたんやな~。

息子は、ビー玉を転がしたり、ブロックで作ったり、壊したりすることが大好きだった。どんな仕組みになっているのか、どうしたら再現できるのかを、試行錯誤することを楽しんでいた。

ここからは、私の勝手な解釈だけど。
娘は、遊びを通して自分の世界観を作ることをたくさん学んだのかもしれないな。
そして、息子は仕組みを理解すること、使いこなすことをたくさん学んだのかもしれない。

娘は、学校で学ぶことが得意になったわけではない。
でも、自分が無理なく行ける範囲で、学びを続けている。

それは、彼女の中に生まれる世界を、どんな手段(仕事。。?)で世の中に表現したらいいのかを、探しに行っているのかもしれない。

自分のペースは守りながら、全日制の普通科で広く学ぶことで、彼女の想像の中には存在しない(そして、彼女の妄想には必要としない)世の中の仕組みを知り、社会で生きる力として育んでいくのかな。

息子は、幼稚園に入ったときから、仕組みを理解するのが早かった。そして、自分はここに適していないということを察知していた。

適していないと察知しながらも、親を含め、周りの大人に理解してもらうまでは、本人なりに試行錯誤をして、その結果、人に言葉で伝えるコミュニケーション能力は身につけた。

今は、自分のペースを守りながら、ここなら自分の感覚にしっくりくるという場に出会うタイミングを息子自身は待っているんじゃないだろうか。出会ったときに、表現できるように自分自身を育みつつ。。

(息子に言ったら、「そんなんじゃなくて、単に今じゃないだけ。」と一蹴されるのだけれども。笑)

そして、私は、子どもたちを通して、どんなメッセージを受け取っているんだろう。
私は、何を表現していくんだろう。

ここ3日ほどの強烈なデトックスが落ち着いてきて、また少し身体が自分に馴染んできたな~なんてことを感じながら、自分への問いを味わうときを過ごしてみます。

余談ですが。。

↑わが家に合った(正確に言うと、今もある)ビー玉を転がすおもちゃはコレ。

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