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メイ(タイリクオオカミ)@浜松市動物園

2020/09/16死去。ご冥福をお祈り申し上げます。

1. 生い立ち

2006年生まれ。ドイツから浜松市動物園に来園した模様。パートナーのナッツ(2014年11月没)は同い年生まれでベルギーから来園したそうです。

2. 一匹狼?

本来オオカミは群れで暮らす生き物なのですが……メイさんはパートナーのナッツが亡くなってから6年の間1匹で暮らしていました。さぞかし寂しかったことかと……

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読みづらいのですが要は気にしがり屋さんなメイにとっては1匹暮らしの方がのんびりマイペースに暮らせている模様。わざわざご丁寧に説明されてるうえに浜松市動物園は個体ファーストな傾向があるなと。

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春の陽気に誘われて開放的にゴロゴロされてました。

浜松市動物園では本来メイさんはアルファメスなのですが、どうもナッツに萎縮しててずっとビクビクしながら暮らしていたようです。それ以前にもオスのオオカミはいたようですが早逝されているようでして。晩年はナッツも怯えながら暮らしていたようですが、どうもメイさんとは違う理由の模様。

確かに晩年のメイさんの表情を見てるとオオカミのあるべき姿として群れで暮らすよりも、穏やかに1匹で暮らした方が彼女にとって幸せなのかな……と思わずにはいられないのでした。

3. かわいいメイさん

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この頃は優しい声で遠吠えされていて印象的でした。表情や所作からも穏やかそうな子だな……と。

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誰か来たワンワン……

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ここほれワンワン……

(何だこの可愛いワンちゃん……じゃなくてメイさんは。掲示物にも「なんだか犬っぽい……と書かれてましたし」)

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晩年となりの獣舎で産まれたクロヒョウの子どもたちのことを気にする仕草も。隣の子たちはやんちゃな子でメイさんに吠えたりはしゃいだりしてばかりでしたがメイさんは威嚇することもなく温かい目で見守っていたように見えました。

4. 最後に

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晩年は悪性腫瘍と戦っていたメイさん。手術で毛を刈ったところまでは知っていたのですがそんなことになっていたとは亡くなるまで気づきませんでした。最後まで気丈に暮らされていたんだなと。

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いろいろな方に愛されていたメイさん。どうか天国でも安らかにお過ごしください。

5. 参考文献

今日ものんびり動物園(hanao様)
調べてみると昔のメイさんとナッツの記事が多数出てきました。ここ1年に動物園撮影を始めた身としては非常に貴重な情報だなと。


浜松市動物園
浜松市動物園もメイさんのことは気にかけてくれていたようで。




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