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2020年8月 落合陽一「未知への追憶」

渋谷モディで開催されている、落合陽一「未知への追憶」展に行ってきました。午前中から国立新美術館に行き、東京都写真美術館を経て歩いて渋谷モディまで向かったため、かなり足に疲れが。。展示スペース内に幾つか座る箇所があったため足を休めながら作品を閲覧することができて助かりました。

落合陽一さんを知ったきっかけ

落合さんの名前は本屋でよく見かけていましたが、詳しく知るきっかけになったのは、NewsPicksのWEEKLY OCHIAIです。

今でもある特典かと思いますが、Peatixでイベントに参加すると一ヵ月無料でNewsPicksプレミアム会員になるチケットを得られ、そこで下記動画を観て、はまってしまい、そのまま有料会員登録致しました。

WEEKLY OCHIAIでは、舌峰鋭くお話をし「ちゃぶ台返し」をする落合さんを観ていたので、メディアアーティストが本業と知った時は驚いたもんです。

未知への追憶

さて、今回の「未知への追憶」は、2017年から2020年までの落合さんの活動を俯瞰した展覧会とのこと。

「未知への追憶」というタイトルに込められた思いについては、落合さんの公式YouTubeにて語られています。

「Ⅰ映像と物質」から「Ⅶ共感覚と風景」の7つのグループに分けられ作品が展示されています。グループごとの展示説明の箇所にQRコードがあり、読み込むと作品に関する落合さんの音声説明を聞くことができます。

が、やはり、説明内容も難しい。笑

観て単純に綺麗・面白い作品が多いので、途中で音声説明を理解することは諦め、私は頭をカラっぽにして観覧を楽しみました。ちなみに、展示作品を自由に撮影、SNS公開して良いとのこと。

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「Ⅳ風景論」に「焦点の散らばった窓」という作品が展示されており、一際目立ちます。

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玉が浮いているように見えます。

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コロイドディスプレイ

「Ⅵ質量への憧憬」にある下記写真の「コロイドディスプレイ」。シャボンに映像を投影する非常に綺麗な作品なのですが、皆観たがり後ろに人が待っていたため、微妙な写真しか撮影できませんでした。

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本人公式ではなさそうなのですが、YouTubeに「コロイドディスプレイ」の動画があります。

また「コロイドディスプレイ」については論文も書かれており、こちらで全文が閲覧できます。

論文なので、当然内容が専門的ですし読んでも理解できないでしょうから、私もさぁっと目を通しただけですが、「この綺麗な作品の背景には、すごく複雑なロジックや仕組みがあるんだなぁ」といった点は理解することができました。

論文の結論と展望に「本研究では、コロイド膜を用いたスクリーンはシャボン玉という特殊な材質の魅力だけでなく反射制御や形状制御など、柔軟性を生かした液体スクリーンとしての応用可能性があることを示 した」とありますが、確かに「シャボン玉という材質それ自体」と「投影される映像」の質感・振舞いは非常に美しく、ユニークですので、一見に値します。

まとめ

初めての落合陽一展覧会。自分が一番惹かれたのは上記の「コロイドディスプレイ」で、出会えて良かったなと。「コロイドディスプレイ」だけの展覧会やってくれないかな~。超巨大シャボンスクリーンに投影される映像も見たい。

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