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18歳が投票した、初めての衆議院総選挙を振り返って

2015年に公職選挙法が改正され、18歳で選挙権が認められて初めての衆議院総選挙となりました。一部の進学校では学校教師も熱心に投票を促していたようです。教え子との会話から、改めてこの選挙を振り返ってみます。

高校生は何を重視しているのか?

今回の選挙の前後で、ディベート経験者である2名の教え子と注目した論点について話してみました。政策上の論点はたくさんあるものの、いずれに着目しているのかを主に問いました。

0.18歳の投票率は51%

http://www.soumu.go.jp/senkyo/48sansokuhou/index.html

http://www.soumu.go.jp/main_content/000514100.xlsx

まず18歳の投票率は51%と、受験勉強真っ盛りのシーズンとしてはかなり高い数字でした。前回の参院選でも20代の投票率と比べて同様に高い水準でした。全ての学校が選挙に行くよう促していることはなさそうですが、これ自体はとても良い傾向だと言えます。

0-1.選挙に行かないことは意思表示にはならない

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