【組織論】バナナマンと乃木坂46の関係性から学ぶ「最高のTEAM」とは何か
僕は「バナナマン」と「乃木坂46」の大ファンであり、テレビ番組「乃木坂工事中」の大ファンです。
この番組は、メンバーの個性を引き出す企画が面白いのは勿論のこと、僕が特に好きなのは、バナナマンのお二人と乃木坂46のメンバーの関係性です。
そこで、今日は理想の上司と部下(先輩と後輩)の関係性(特に上司の理想的な部下との関わり方)と、その結果生まれる効果的なチームについて、書いてみます。
前提
バナナマンと乃木坂46は芸能人且つ共演者なので、一般的な企業で見られる上司と部下の関係性とは異なる可能性があります。
また、バナナマンは乃木坂46の「公式お兄ちゃん」として認知されており、上司と部下の関係よりも、心理的に近い存在と言えるでしょう。
しかし、年齢や芸歴の差が一定あり、乃木坂46のメンバーはバナナマンに敬語を、バナナマンは乃木坂に所謂タメ口を使っています。
そのため、一般的な上司と部下の関係性にも応用できる学びがあると考え、今回のテーマを扱うことにしました。
【1】 信頼して、チャンスを託す
バナナマン設楽統さんは「乃木坂46のメンバーを信頼して、積極的にチャンス(機会)を託す」これは、僕の1つ目の仮説です。
サッカーで例えると、「司令塔」や「パサー」のイメージになります。
まず、彼は乃木坂46の各メンバーの個性を深く理解しています。
乃木坂46には、運動や勉強が得意なメンバー、絵を描くのが得意なメンバーなど、多様で素敵な個性を持つメンバーが在籍しています。
彼は、各メンバーの個性を理解した上で、番組内の場面ごとに、言葉通り「信頼して、託す」のです。
また、ただ無責任に任せるのではなく、例えばバラエティ番組に慣れていないメンバーにはガイドライン(手本)を示して、挑戦の機会を作ります。
そして、結果的にその場面で失敗をしても、彼はそのメンバーを見捨てません。
再度挑戦の機会が回ってきたら、必ずそのメンバーをバッターボックスに立たせ、成功体験の獲得をサポートします。
有名な経営学者P. F. ドラッガーの言葉です。
理論的にも、設楽さんはマネジメントの極意を体現している1人だと考えることができます。
【2】 責任を取り、心理的安全性を生み出す
バナナマン日村勇紀さんは「メンバーが失敗をしても責任を取ることで、現場に心理的安全性を生み出す」これは、僕の2つ目の考察です。
サッカーで例えると、「絶対的な守護神(GK)」のイメージでしょうか。
乃木坂46は国民的アイドルであり、テレビ番組の出演も多いため、バラエティの現場に慣れているメンバーも比較的多いです。
しかし、中には加入して間もなく、テレビ出演に慣れていないメンバーもいます。
そのため、乃木坂工事中の番組内で設楽さんのパスに上手く反応できないことがないわけではありません。
その際、日村さんは必ず、持ち前の天才的なギャグセンスで現場をなごまします(余談ですが、僕は日村さんが全お笑い芸人の中で一番面白いと思っています)。
挑戦した結果失敗しても、必ず日村さんが助けてくれるという確信は、現場に心理的安全性を生み出します。
心理的安全性において重要な感覚として、次のような要素が挙げられます。
また、Googleは「生産性が高いチームは心理的安全性が高い」との研究結果を発表しています。
したがって、理論的にも日村さんは、乃木坂46のパフォーマンス向上に大きく寄与していると考えることができます。
【3】 バナナマンと共に成長する国民的アイドル
組織心理学者であり、作家のターシャ・ユーリック氏は、著書において、リーダーがチームに自己認識をもたらす3つの要素を挙げています。
僕は、この3つの要素は上司の部下との理想的な関わり方に大きな関係があると考えています。
2021年8月21日に、乃木坂46は結成10周年を迎えました。
「手本を示す司令塔」の設楽さん、「心理的安全性を生み出す守護神」の日村さんと共に、10年間「継続して挑戦をする」乃木坂46は、間違いなく最高のチームだと考えることができます。
そして、この最高のチームのDNAは、バナナマンから1期生へ、1期生から2期生へ…と、先輩から後輩に受け継がれています。
エースストライカーは、いつだって乃木坂46のメンバーです。
しかし、その背後にはバナナマンという大きな存在がいて、その関係性による効果が与える効果を論理的に考察したいと思っていたところ、ここまで長文になりました。
最後に
最後に、『乃木坂工事中』をまだ観たことがないけど気になる、という方々のために、公式の関連URLを添付しておきます。
5期生という新しいメンバーが入ってくる節目のタイミングでもあるので、この記事を読んで気になった方は、是非一緒に応援しましょう。
■ 乃木坂工事中
■ 乃木坂配信中(YouTube)
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