Baby Dear

「ベイビー・ディア Baby Dear」は、タモン・ヘイズ(Thamon Hayes)とベニー・モートン (Benny Moten)が1924年に書いたジャズ・ナンバー。スタンダードかと言われると、そうではないかもしれない。あまりに録音が少ない。でもとってもいい曲。ちなみにこのコンビは名曲「サウス South」も作曲する。

最初にレコーディングされたときは歌詞はなかったが1927年には新たに歌詞が付け加えられた。ざっくりとした内容は「ベイビー、すごい好き！おれのこと見て！めっちゃ好き！」という愛を歌っている。

録音

Bennie Moten's Kansas City Orchestra (Kansas City November 29 1924)
Sam Tall (Banjo); Vernon Page (Brass Bass); Harlan Leonard (Clarinet); Woody Walder (Tenor Saxophone); Harry Cooper (Cornet); Willie Hall (Drums); Bennie Moten (Piano); Thamon Hayes (Trombone)
最初の録音。アンサンブルがまさにのちのカンザスシティ・ジャズを彷彿とさせるようで非常にかっこいい。

Mary Lou Williams And Her Kansas City Seven (NY November 18 1940)
Mary Lou Williams (Piano); Booker Collins (Bass); Ben Thigpen (Drums); Dick Wilson (Tenor Saxophone); Ted Donnelly (trombone); Harold Baker (trumpet); Edward Inge (clarinet)
さすがメアリー・ルー・ウィリアムズ。とっても美しいアレンジ！めっちゃかっこいい！