見出し画像

All I Do Is Dream of You

「オール・アイ・ドゥー・イズ・ドリーム・オブ・ユー/ あなたを夢見て All I Do is Dream of You」は、1934年にアーサー・フリード Arthur Freed作詞、ネイシオ・ハーブ・ブラウン Nacio Herb Brown作曲によって出版されたポピュラー・ソング。

もともとは映画『蛍の光 Sadie McKee』用に書かれた曲だが、名作『雨に唄えば Singin’ in the Rain』でも使われた。この曲はやはりこのイメージが強い。というのも『雨に唄えば』の劇中ではデビー・レイノルズが歌っており、その時の衣装が全身ピンクのスーツ。しかもたくさんのフラッパーたちを引き連れて踊っている強烈なシーンだからだ。しかもケーキの中から登場する。なお、劇中のデビー・レイノルズの歌はほとんどベティ・ノイズが吹き替えをしているが、この曲は実際にレイノルズが歌っている数少ない歌の中のひとつ (Furia & Lasser, 2006)。ちなみにノイズの名前はしばしばロイズと誤って書かれることがある。

強烈なシーン。これを見てジーン・ケリーが微笑むカットが挿入されるのだが、全身スーツが好きなのだろうか。もしそうならケリーは結構な好きもんである。

録音

Marty Grosz Quartet (Hamburg, April 13, 1996)
Murray Wall (Bass); John Barnes (Clarinet); Marty Grosz (Guitar); Alan Elsdon (Trumpet)
マーティ・グロスの録音。やはりグロスのギターが全体をひっぱり、また支えている録音。ブリティッシュ・トラッドを支えるミュージシャンたちとの録音。マレイ・ウォールはOrphan Newsboysでも一緒にやっている。シカゴ・スタイルの録音で、ダンスボールの雰囲気で踊るためのジャズを具体的に展開している。ジョン・バーンズのクラリネットのソロがよく、実際にグロスも「もう1回!もう一周して!」と呼びかけている。

Kat Edmonson (NYC 2020)
キャット・エドモンソンの録音も素晴らしい。ちょっとフラッパーっぽい雰囲気も残しているところも、ハモンドオルガンも素晴らしい。全体的にリバーブがかかったミックス具合も含めて、ドリーミーな雰囲気作りに貢献している。ミュージシャンの詳細が書かれているんだけどだれがこの曲に参加しているかまでわからなかった。

参考文献

Furia, Phillip & Lasser, Michael. (2006). America’s songs: The stories behind the songs of Broadway, Hollywood, and Tin Pan Alley. London: Taylor and Francis.

投げ銭箱。頂いたサポートは活動費に使用させていただきます。