Blue (and Broken Hearted)

「ブルー・アンド・ブロークン・ハーティッド Blue (and Broken Hearted)」は1922年にルー・ハンドマンLou Handmanが作曲し、グラント・クラークGrant Clarkeとエドガー・レズリーEdgar Leslieが作詞したポピュラーソング。20年代にポール・ホワイトマンやマリオン・ハリスの録音が大ヒットした。バラードの解釈とスローもしくは落ち着いたスイングの解釈がある。

歌詞は、恋人と別れて憂鬱な心情を歌っている。大好きだったあの人の別れると、自分は世界で一番の不幸もののように思えてくる。ほかの人たちが笑顔だと自分が惨めに見えてくる。そんな思いをさせたのは、そう別れてしまったあなただよ。といった具合。

録音

Benny Goodman Trio (NYC November 7, 1947)
Benny Goodman (Clarinet); Teddy Wilson (Piano); Jimmy Crawford (Drums)
シンプルなトリオ編成。40年代後半のグッドマンの演奏も素晴らしい。

Bobby Gordon (NYC June 12 or 13 1996)
Bobby Gordon (Clarinet); Peter Ecklund (Cornet or trumpet); Randy Reinhart (Cornet or trumpet); Dan Barrett (Trombone); Scott Robinson (Tenor Saxophone); Keith Ingham (Piano and arrangements); Marty Grosz (Guitar); Greg Cohen (Bass); Hal Smith (Drums)
シカゴ・スタイルのオールスター録音。ボビー・ゴードンのクラリネットを筆頭にどの楽器のソロも非常に生き生きしていて楽しい。

Marty Grosz & The Fat Babies (NYC 2013–2014)
Marty Grosz (guitar); Andy Schumm (cornet); John Otto (clarinet, tenor & baritone sax); Jonathan Doyle (clarinet, tenor sax); Dave Bock (trombone); "Panic Slim" Jim Gicking: (trombone); James Dapogny or Paul Asaro (piano); Beau Sample (string bass); Alex Hall (drums)
御大マーティ・グロスとベテランの域に差し掛かったファット・ベイビーズのコラボレーション。シカゴ・スタイルの録音。録音当時85歳のマーティ・グロスのギターが力強い。