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I Double Dare You

「アイ・ダブル・デア・ユー I Double Dare You」は、1937年にジミー・イートン Jimmy Eaton とテリー・シャンド Terry Shand が作詞作曲したポピュラーソング。トラッドジャズのスタンダード。

勇気を出して

ここで使われているdouble dareとは「いつもよりも勇気をもって」と言った感じの表現。だからAメロの冒頭から「勇気を出してここに座ってごらんよ。勇気を持って聞いてほしい。」と相手に向けて歌われる。つまり、もじもじした相手に「大丈夫だよ。怖がらないで!」というような曲。2番では「勇気を出して私にキスしてみて!」「勇気を出して恋に落ちてみて!」と歌われる。素敵なメロディでポジティブな歌詞。なにかに挑戦するまえに聴くといいんだけど、そのまま字義通りの歌詞や間違った使い方をするとセクハラに聴こえる。

録音

Peter Ecklund (NOT GIVEN, Released in 2008)
Peter Ecklund (Cornet); Joe Muranyi or Ken Peplowski (Clarinet); Eddy Davis (Banjo); Barbara Dreiwitz (Tuba);
コルネット奏者のピーター・エクランドの録音。この録音はどちらかと言えばニューオリンズ・ジャズに志向している。

Janet Klein & Her Parlor Boys (Memphis, Tennessee; Van Nuys, CA, Released in 2015)
Janet Klein (Vocal); Benedikt Brydern (Violin); Corey Gemme (Cornet); Geoff Nudell (Tenor Saxophone, Alto Saxophone, Bass Clarinet); Dan Levinson (C-Melody Sax & Clarinet); Randy Woltz (Piano, Vibraphone, Celeste); John Reynolds (Banjo); Marquis Howell (Bass); Jonathan Stout (Drums);
ジャネット・クラインの豪華な録音。とても楽しくダンサンブル。カウンターメロディもかっこいいしとても好き。

Shake 'Em Up Jazz Band (New Orleans, Released in 2019)
Marla Dixon (Trumpet, Vocals); Chloe Feoranzo (Clarinet, Vocals); Haruka Kikuchi (Trombone, Vocals); Molly Reeves (Guitar, Vocals); Julie Schexnayder (Bass, Vocals); Defne "Dizzy" Incirlioglu (Washboard, Vocals)
ニューオーリンズで活動しているシェイク・エム・アップ・ジャズ・バンドの録音。若手から中堅の凄腕が集まったホットな演奏。モーリー・リーヴスが歌っている。

Norbert Susemihl (New Orleans, April 23, 2019)
Norbert Susemihl (Trumpet); Oliver Bonie (Alto Saxophone); Craig Klein (Trombone, Vocal); Shaye Cohn (Piano); Molly Reeves (Guitar); Roland Guerin (Bass); Jason Marsalis (Drums)
ノルバート・スセミールの録音。ここではシェイン・コーンはピアノを弾いており、モリー・リーヴスがギターを弾いている。スーパースターたちの共演。

Terry Waldo & Tatiana Eva-Marie (NYC, Released in 2023)
Tatiana Eva-Marie (Vocal); Terry Waldo (Piano); Ricky Alexander (Clarinet); Mike Davis (Trumpet); Jim Fryer (Trombone); Nick Russo (Guitar); Brian Nalepka (Bass); Jay Leply (Drums)
ラグタイム/ストライドの名手テリー・ウォルドゥとタチアナ・エヴァ=マリーのタッグ。タートル・ベイ・レコーズに関係する多くの若手ミュージシャンが参加した録音。素晴らしい。

Jon-Erik Kellso (NYC, January 15, 29, 2023)
Jon-Erik Kellso (Trumpet); Evan Christopher (Clarinet); Jay Rattman (Alto Saxophone); Matt Munisteri (Guitar); Neal Miner (Bass);
ジョン・エリック・ケルソーの録音。エヴァン・クリストファーとジェイ・ラットマンも参加したこの録音ではやはり3人のリードのかっこよさを楽しめる。さらにマット・ムニステリのギターとニール・マイナーのベースの無骨さも非常によい。ギターソロの前のリズムパターンのタイトさとか本当に素晴らしい。


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