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Clip Joint

「クリップ・ジョイント  Clip Joint」は1961年にリル・ハーディン・アームストロングが作詞作曲したジャズ・ナンバー。必ずしもスタンダードではなく、それほど録音されているわけではない。

酷い男に出会ったしまったことと法外な金を取るナイトクラブ(clip joint)をかけた一曲。「失恋してしまった。あんなハンサムなジゴロに恋をしまったから。起きたらもう彼の姿はなかった。なんでこんな酷いことされなきゃ教えてちょうだい、クリップジョイント…。失うものはなにもないと思っていたのに…。もうビールとワインでお腹いっぱい。ブルースよ…。」という内容。全体的にブルージーな曲だが、Cメロがわりと明るく、そこにカタルシスを覚える。

録音

Lil Hardin Armstrong and Her Orchestra (Chicago September 7 1961)
Lil Hardin Armstrong (Vocals, Piano); Bill Martin (Trumpet); Eddie Smith (Trumpet); Roi Nabors (Trumpet); Preston Jackson (Trombone); Al Wynn (Trombone); Darnell Howard (Clarinet); Franz Jackson (Clarinet); Pops Foster (Bass); Booker Washington (Drums)
記念すべき初録音。シカゴのジャズを彩ったミュージシャンたちを従えたリル・ハーディン・アームストロングの録音。彼女の歌い方とピアノがとてもブルージーで圧倒される。素晴らしい!

Posey Royale (North Carolina March 2020)
James Posedel (Piano/Vocals); Whitney Moore (Vocals); Keenan McKenzie (Clarinet); Matt Fattal (Trumpet); Mattick Frick (Guitar); Trevor Stoia (Bass); Annie Erbsen (Guitar); Eric Hevron-Smith (Bass); Russ Wilson (Drums);
ノース・カロライナで活動するミュージシャンたちが集まったスーパーバンドの録音。ポージー・ロイヤル。とくにキーナン・マッケンジーのクラリネットのソロが美しく儚い。


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