新作「シュレディンガーズボックスラボ」完成
以前より、「全く新しい現代アートの形に挑戦したい」と考えており、この5年間、長く構想を練っておりました。
そして、ここに「シュレディンガーズボックスラボ」が完成しましたことをご報告いたします。
作品は非公開となっておりますが、作品の本体に同名のタイトルを書いております。
解説が無いとアート鑑賞が難しいと考える方も多くいる一方で、現代アートの鑑賞に普段から慣れ親しんでいる方には、前情報がありすぎると、鑑賞において邪魔になるかと思います。
しかし、今回は作品の性質上、とてもデリケートな内容のものとなっておりますので、望まぬ誤解を産まないように、公式的な情報を書いておきます。
今作は、
・「夜伽暗号部」との連作であること
・テーマは「量子力学」
・作品を、周りの人がどう扱うかも含めてパフォーマンスアートの一部として扱う
またサブテーマとして、
・他者を犠牲にして得た自由は、自由と呼べるのか?
・コラージュやマッシュアップ等、他者のアイディアありきの作品は、自分の作品と呼べるのか?
・様々な「権利」について
・道徳と倫理の重要性
というような事を考えて制作致しました。
暗号と合わせて、物事の文脈が、解釈におけるポイントになるかと思います。
月日が経ち、解釈の内容が望まない方向に進んでいると感じた際は、追加で注釈を入れる可能性がありますが、今のところはこのような形で進めて行きたいと思っております。
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