シュレーディンガー・ミーティング

シュレーディンガーの「生命とは何か」を読み進めているオンライン読書会です。これまで読み…

シュレーディンガー・ミーティング

シュレーディンガーの「生命とは何か」を読み進めているオンライン読書会です。これまで読み進めた内容をYoutubeに投稿しています。 https://youtube.com/channel/UCgZ0JWpzoHvqWaX6-QWWamA

最近の記事

超解説『生命とは何か』第一章中 この問題に対して古典物理学はどう近づくか? シュレディンガーより

4 原子はなぜそんなに小さいのか? 量子力学を専門とするシュレディンガーは、人間を原子レベルで考えました。 人の体は原子というとても小さい粒子で構成されています。 この原子の一つの大きさは一メートルの100億分の1程度(オングストローム単位:Å)というとても小さい粒子です。 1 Å = 0.000000001 メートル 人の体はとても多くの原子で構成されています。その一つ一つの原子の現象を見ると原子の衝突などあらゆる複雑な反応が起こっているのですが、人の耳や目などで感じるこ

    • 超解説『生命とは何か』第一章前半 この問題に対して古典物理学はどう近づくか? シュレディンガーより

      我考う、故に我在り by デカルト シュレディンガーが書いたこの本の章では、いつも偉人たちの名言から始まります。 今回はデカルトの名言。 この意味は、「自分は本当は存在しないのではないか?」と疑っている自分自身の存在は否定できない。つまり、考えるという行為が自分が存在する証明であるということです。難しいですね。 1.研究の一般的特質と目的 この本は物理学者である、シュレディンガーが初めて生命について語ったものです。 つまり、生きている生命体に対して、化学や物理のアプ

      • 超解説 『生命とは何か』 シュレディンガー 《知識の探求と人間の限界》 (まえがき編)

        皆さんは科学者のイメージはどのようなものでしょうか? 気難しいく、近寄りがたいイメージでしょうか? それとも陰キャラ? それとも東大出身のノーベル賞をとった偉大な人でしょうか? シュレディンガーいわく、完全な知識を身に着けた人を言うそうです。 この『生命とは何か』のまえがきではじめに書かれていることは 科学者であるシュレディンガーの言い訳から始まり シュレディンガーが初めて厳密性を欠いた書物を書かせてください。 ということです(T_T) ソクラテスが生きていた時代か

        • シュレディンガーミーティングの作業内容

        超解説『生命とは何か』第一章中 この問題に対して古典物理学はどう近づくか? シュレディンガーより

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          今回取り扱うのは有名物理学者 エルヴィン・シュレーディンガーが書いた名著 『生命とは何かー物理的にみた生細胞ー』 この本は大学の教養の授業でよく取り扱われるとても有名な本です。 本の章構成は以下になります。 1.この問題に対して古典物理学者はどう近づくか? 2.遺伝子のしくみ 3.突然異変 4.量子力学によりはじめて明らかにされること 5.デルブリュックの模型の検討と吟味 6.秩序、無秩序、エントロピー 7.生命は物理学の法則に支配されているのか? 一章につき10分で中学生

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