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テクノロジーを自在に操り、自分自身で、自分の周りの困ったことを解決できるようになるための話。

School と Myself の造語 ーそれがSchooMyです。

 自分はこれを作りたい!と思った時、それを実現させるのは、難しいことでした。専門的な知識はもちろんのこと、それに伴う費用もかかります。もちろん、作るために学び、作るためにお金を集めてという、その過程が楽しいという場合もありますが、単純にもっと早く簡単に作ることができるようになりたいという思いがありました。

 山に猿が出て困るとか、農業におけるハウスの温度管理とか、シャンプーがなくなった時に知らせてくれる装置とか、もっと掃除を楽しくしたいとか、トイレットペーパーの巻きすぎを知らせてくれる装置とか、などなど、こんなのがあったらいいな。と思ったことや、こんな課題を解決したいなとか思ったことを、テクノロジーを活用して、何かを作ることは、お金がかかったり、そもそも難しかったり、何から始めたりすればいいかなど、ものづくり初心者が、ものづくりを始めるのは大変です。

 こんな場合もあります。私が住んでいるところの特産物として、すごく長い人参(大塚にんじん)があります。

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やはり育てる過程で多くの課題があります。そういったものを解決したり、もっと簡単にしたりする中で、テクノロジーを活用することができますが、大塚人参専用のロボットや仕組みなんてありません。そういった課題には、テクノロジーが使えないのか?といったらそうではなく、地域の人たちが知恵を出し合いながら、自分たちで仕組みを作ればいいんじゃないかと思います。

なければ作る。

このことで、もっと自分たちの周りのことを、便利に楽しくできるんじゃないかと思っています。

 スクーミーブランドは、作ることで学ぶ・考える・できるようになる。ことをテーマにし、本来専門知識がなかったらできなかったことを、できるようにし、初心者と上級者のレベル感をなるべく無くし、まずは自分でやってみよう!という気持ちを高めるブランドです。

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作ることで学ぶ時代

スクーミーブランドを活用した学びでは、パソコンとキーボードを使ってパソコン内でのみ動くプログラミングを行うのではなく、コンピュータと物理世界をつなぐことを行います。ロボットやIoTなど、最近注目を浴びている分野ともつながりが深く、指定された時間にペットに餌を与える機械や、飲料のペットボトルを自動で開ける機械などの応用が考えられます。 必要なのは数学的知識と、そして、発想力です。

 ハードウェアの他にも、アプリや、デザイン、HP制作、3Dモデリングなどのキットも開発されています。

 今後、ものづくりを行なっていく上で、最も重要なのはアイデアストーリーと考えています。どういうものを作りたいのかを考え、思考を整理するために図を描いたりしながら、構想をたくらんでいきます。その後、ソフトウェアとハードウェアの知識をどう応用すれば思い通りの動きになるかを学び、試作品を作り、改良するというサイクルを繰り返し、多くの人に使ってもらうために発信していきます。

 フィジカルコンピューティングの世界では、人や物など、コンピュータの外の世界とコンピュータとをつなぐため、思いもよらないことが起こることがあります。モーターの力が足りなくて動かない、明るすぎてセンサーが反応しないなど、事前に調べた範囲では大丈夫だろうと思っていたことが、うまくいかないことは多々あります。

  とはいえ、発想と技術が組み合わされば、今までにないような画期的な商品が生まれる可能性があります。最近では、家庭用ロボット掃除機、スマートスピーカーなど、20世紀では考えられなかったような新しい商品が生まれました。アイデア次第でイノベーションを起こせる可能性があると信じています。

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スクーミーボードの紹介

 スクーミーボードには専用の入出力デバイスであるコネクタンをとつなげて行う電子工作と、スクラッチやC言語などでのプログラミングを行います。入力デバイスには、先ほど紹介した加速度センサーや赤外線センサーの他に、光センサー、距離センサーなどがあり、出力では、LED(ランプ)、スピーカー、モーターなどがあります。そして、HPなどで共有されたプログラムコードをみんなで使用することができるので、エンジニアリングの経験がほとんどない人たちでも、少し勉強するだけでものづくりを始めることができます。またビジュアル的にもわかりやすいブロックを組み合わせるだけでプログラミングができます。

 ものづくりをしたことのない人たちにとっては、ツールがあたえられても、なかなか先に進むことはできません。しかし、ものづくりに対して、同じような考えを持つ人たちをつなげる役割を持つコミュニティのがあることで、ユーザーは他人の知識や経験から学んだり、マネしたり、意見交換などができるようになります。コミュニティが生む人のつながりはアイデアの発展やモチベーション向上につなげていくことができます。そこでスクーミーもスクーミーパートナーというコミュニティを形成しています。

 今では、どんな職業でもテクノロジーを活用することは求められており、自ら考えて、自ら行動することが大切な社会を生きる今、エンジニアやプログラマー、デザイナーでなくても、創造力やデザインスキルをはじめとするクリエイティブな考え方は必須スキルになってきています。新しい時代を創るスマホネイティブ世代のための新しい教材として生まれた「スクーミーボード」は、プログラミングやテクノロジーの活用でどのようなことができ、どう活用すれば新しいものを創ることができるのか、どういった視点で課題の発見と解決を創造的に行っていくのか、という『テクノロジー活用能力の育成』を目的としてつくられた電池で動く小さなコンピュータです。

 多種多様なセンサー類と、LEDやスピーカーなどの出力機器を簡単につなぐことができるので開発のスピードが格段にアップします。開発する時間を短縮することで、開発の前後のストーリーを大切にする時間を十分に確保することができます。どんな課題があるのか?どうやって解決していくべきか?を考え、開発後には、開発したものをどうやってより良いものにしていくのか、この仕組みで他にどんなことができるのか?を考えます。スクーミーボードを使うことにより「身近な課題を発見し、解決するためのまったく新しい仕組みを自分たちの手でデザインし、現実世界で活用できる仕組みの開発」を行います。基本的な「プログラミングスキル」のほかに、一般的なプログラミング学習や説明書通りに行うロボットプログラミング学習では修得が難しいとされる「企画力・発想力」「論理的思考力・創造力」「プレゼンテーション力」を身につけることができます。

どんな社会をつくっていくか

 楽しく学べる・役に立つプログラミング&ものづくりがきっかけとなって、ものづくりを学ぶ人が増えれば、世界は今よりもっと面白くなると思います。

スクーミーが目標としている仕組みは現段階ではこんな感じです。

学校の先生が、重い荷物を持って職員室から出ようとしたのを、感知して、教室に伝わり、助けにいくことのできる仕組みを子どもだけで作り出し、先生にプレゼントする

スクーミーボードを使ったものづくりが世の中に浸透した時、新しい時代、新しい形の「ものづくり王国ニッポン」に変革していくと確信しております。多くの若者が、自在にテクノロジーを活用して装置を作ることを生かした問題解決能力を手に入れ、自信に満ちた若者で日本を満たし、地域を盛り上げることができると思います。

世の中もっと楽しくしていこう。きっとそこからはじまる革命を。



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