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大好きなものづくりの面白さを伝えたい

今回は、スクーミータレントクルーであるロジー先生にインタビューしました!
月刊スクーミーvol.7特別号は記事最後のリンクからご覧いただけます。

月刊スクーミーvol.7特別号

自分の好きと知識を活かして

 僕は元々ものづくりが好きで、特にロボット関係の開発に強い関心があります。ロボットの開発には、機械設計や回路設計、プログラミングといった知識が必要なのでそれらを幅広く学んできました。しかしながら本格的にものづくりを始めたのも、プログラミングを学び始めたのも大学に入学してからです。正直に言うと、もう少し早く学び始めていたらよかったと思っていることもあり、自分の持っている知識やものづくりの面白さを子どもたちに伝えるためにクルーになりました。僕はクルーになってから、Tinkercad (ティンカーキャド)という子ども向けの3D設計ソフトの使い方を子どもたちにレクチャーしたことがあるのですが、その中で特にTinkercad を面白いと思ってくれた子がいました。その子は僕が教えていない時にも自分で試行錯誤しながら、設計を楽しんでいたこともあり、今では僕よりも遥かにTinkercadを使いこなしています(笑)。このことからも言えるのは、新しいツールやデバイスを使いこなすスキルは、子どもと大人のスタートラインが基本的には同じなので、やはり興味があるならまずは使ってみて、どんどんブラッシュアップしていくことが一番だと思います。

「とにかくやってみよう」の精神を大切に

 僕が子どもたちと接する時に大切にしている考え方は、「とにかくやってみよう」ということです。もちろん座学を通してじっくり学んでいくことも悪いわけではないのですが、一旦やってみなければ分からないことも多いと思います。僕自身もロボットなどを開発する時には、細かいことは置いておいてとりあえず試作品として形をつくることにしています。一旦形になれば新たな課題や改善点が見えてきますし、それを一つ一つ解決していくことがものづくりの醍醐味だと思うので、子どもたちにも「とにかくやってみよう」の精神を伝えていきたいです。また、子どもたちと一緒にものづくりをしていく中で、彼らが分からないことや難しい課題にぶつかってしまったときには、さまざまな解決策を提示はしてみますが、「絶対にこれをやるべきだ」という押し付けはしないようにしています。せっかく楽しんでつくっていても、無理やりやらされるとなるとモチベーションがなくなってしまいますよね。「あんなに悩んでいたのに別の方法ならこんなにあっさり解決できた」というような体験もものづくりの奥深さだと思うので、これも子どもたちにぜひ実感してほしいです。

夏休みはものづくりと読書にチャレンジ

 この夏休みには「とにかくやってみよう」の精神でいろんなものをつくってほしいです。そして、つくるだけでは終わらずにさまざまなイベントやコンテストにも参加して、作ったものを発表してみるのも面白いと思います。特にスクーマーズは十分なスキルや経験を持っていると思うので、スクーミー内のコンテストはもちろんのこと、外部のイベントやコンテストでも才能を発揮してくれると嬉しいですね。あとは、ものづくりとは一見離れているように思われるかもしれませんが、本をたくさん読むのもいいと思います。僕自身も小中学生の時は、自然科学や偉人伝などさまざまな本を読み漁っていました。自然科学の本で幅広い知識を学んだり、偉人伝から偉人のマインドを学ぶことは、将来的にきっと何かにつながりますし、ものづくりの基礎となるような知識や考え方を得ることもできます。ものづくりにも読書にもどんどんチャレンジして、自分の興味を大きく広げてみてください。

プロフィール
後地 拓真

テクノロジーのロジーという呼び名で親しまれる
スペシャリティはロボットに関する設計やプログラミング。
ハードウェアとソフトウェアの両方の視点から、ものづくりをサポートする。

月刊スクーミーvol.7特別号


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