見出し画像

チャレンジする人たちの成長を支えたい

今回は、公益財団法人大阪産業局ソフト産業プラザTEQSの加味昇さんにインタビューしました!
月刊スクーミーvol.7特別号は記事最後のリンクからご覧いただけます。

月刊スクーミーvol.7特別号

実践を通してより良いモノをつくる

 TEQSは、大阪・関西地域でIT分野の事業活動を行う中小企業やスタートアップ企業に対して補助金やビジネスコンテストの案内、セミナー・イベントの開催、経営相談、アドバイスなどを行い、さまざまな形で支援しています。私たちは特に、実践の場を提供することを重要視しています。その一つとして、ATC(アジア太平洋トレードセンター)の施設内に3Dプリンターやレーザーカッターなどの設備を配置し、起業家志望の方や企業の方が簡単にプロトタイプを制作できるようにしています。また、施設内では製品のプロトタイプを実証実験できる場所も提供しています。これにより、製品の有用性や実社会での利用可能性を実証することをねらいとしています。例えば、ロボットを開発した場合、研究室内や人通りの少ない場所では問題なく動作するかもしれません。しかし段差のある場所や人通りの多い場所での動作や、障害物の存在など、新たな課題が浮かび上がることがあります。起業家志望の方や中小企業、スタートアップ企業では、独自でプロトタイプの作成や実証実験、改善を行うのは困難な場合もあります。そのためTEQSが提供する施設を活用し、多くの起業家志望の方や中小企業、スタートアップ企業には、実践を通じてより優れたモノ・サービスを創出していただきたいと考えています。

チャレンジすることに大人であるか子どもであるかは関係ない

 私たちが、今夏のTechSeeker collection2023(ATCで実施されるITコミュニティイベント及び展示会)を開催するねらいは、エンジニアの方やIT系企業、IT分野に興味のある一般の方や子どもたちのつながりを形成することです。例年の来場者の割合は子どもたちが多くを占めていますが、「子ども向けのイベント」というわけではなく、あくまでもIT分野に興味がある人と人同士を繋ぐことが目的です。このイベントでは子ども、学生、大人の垣根を作らずに、どんどんいろんな方と交流し、多くの体験をしていただけたら嬉しいです。そしてその結果、子どもたちの興味関心を広げることや成長につながって行けばいいなと思っています。
 昨今では、学生など若いうちから起業する人も増えてきており、キャリアの選択肢の一つとして起業することや個人事業主として事業を行うことが当たり前のように考えられています。私たちもこういったチャレンジに年齢は関係ないと考えています。そしてやはり、何か事業を起こす場合は年齢以上にアイデアや経験、重要になってきますので、子どもたちや若い人たちには機会があればハッカソン、ワークショップなどに参加してアイデアを創出する力、実践する力、さまざまな人と交流する習慣を身につけていってほしいと思います。今回のイベントでも協賛企業によるワークショップが開講されるので、こちらもぜひご活用ください。

公益財団法人大阪産業局ソフト産業プラザTEQS
ATC(アジア太平洋トレードセンター)を拠点に大阪をはじめとする関西の中小企業やスタートアップ企業を支援する公益団体。中でも、TEQSではIoT、ロボティクス、AIなどIT分野の起業家、起業家志望者、スタートアップ企業を支援を支援している。現在は2025年の大阪万博に向けた取り組みも盛んに行っている。

月刊スクーミーvol.7特別号


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?