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ここまでできた!が次の学びの動機になる「自由進度学習」

新年度が始まり4か月目を迎え、夏休みまであと少しという7月。その日の学習計画をたて、自らの学習をふり返り、目標達成のために必要な学習の記録をしていく。その中で自分なりの学び方を模索していくプロセスは、日々の学習だけでなく夏休みなどの長期休暇でも役立つかもしれません。

今回は、子供たちが自身で学習計画や見通しを持って学び方を選択することで、個別最適な学び、さらには協働的な学びを実現する「自由進度学習」の実践をお伝えします。

自由進度学習とは?


授業の進度を学習者自らが自由に決めることができる学習法。学習者は単元の学習計画を立て、各授業のめあてに沿って学びを進めていきます。
自分が一番集中できる環境や効率的に学べる方法を探究し、授業が終わるごとに、めあての達成度合いや 取り組み・効果について振り返ります。

自由進度学習の効果

  1. 学習者自身が見通しを持って学び方を選択し振り返ることで、学習者が自走する

  2. めあてを共有し、いいねやコメントをし合うことでお互い励まし合いながら進めることができる

  3. 教員は机間巡視や声掛けに注力し、より個に寄り添った学習支援が可能になる

スクールタクトで自由進度学習をしてみよう!


教員はスクールタクトで振り返り用のキャンバスを作成し、配布します。

児童生徒は自分の実力よりも少し高いめあてを設定し、学習の計画をたてます。

児童生徒はめあての達成に向けて、学習を自分で調整しながら進めます。教員は、ペースをつかめない子、つまづいている子に対して支援をします。立ち歩きをして学び合いをする、音楽を聞きながら1人で学習するなど、クラスの状況に合わせて自分の学び方を模索できる環境を整えていきます。

児童生徒は、スクールタクトで学習活動の振り返りを行います。教員は、児童生徒が人と比べずに自分の成長の幅に着目して、できたこと・できなかったことの要因を分析するための支援を行います。


自由進度学習×スクールタクト


スクールタクトを使った自由進度学習の概要、効果、実践など導入を進める際に活用いただける資料をまとめています。ぜひチェックしてみてください!

スクールタクトを使ってみよう! ~自由進度学習~
先生の授業を受けて学習するコース、動画を見て自学するコース、自分で学習のペースや方法を決めるコースから選択して、児童生徒が自身で学び方を選んで単元の学習を進める様子が紹介されています。

自由進度学習 レシピ
スクールタクトを活用した自由進度学習の概要、効果などを活用レシピと題してまとめています。自由進度学習の導入を検討する際の概要資料としてもご活用いただけます。

自由進度学習 活用事例1
課題の進捗を自分で判断し、自身や仲間の振り返りに目を通せるようにするなど、個別最適な学び、協働的な学びを両立するための工夫をしながら学習を進める過程がまとめられています。

自由進度学習 活用事例2
分数のかけ算の単元全体を通し、その日の学習計画や自らの学習の分析、目標達成のために必要な学習の記録を振り返ることで、自分なりの学び方を模索し学びを深めていく様子がまとめられています。

一人ひとりをよく見て、子供たちが何を感じ、考えているのかを適切に把握することで、その子にあった声かけや指導ができる自由進度学習。ICTの導入が進んだ今、一人ひとりに合ったレベルやスピードで課題に取り組むことで、子供たち自身が成長を実感しながら学習を進める一つの選択肢として、ますます広がっていきそうですね。

4月より毎月1テーマで、はじめてスクールタクトを使う方も導入しやすい活用法やさまざまな実践での子供たちの変化についてご紹介しています。他の記事もぜひあわせてご覧ください!


それではまた。
学びとマナビが、ひびき合う。
スクールタクトでした。


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