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星とくらし

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#きょうのひとこと

双子座新月のサビアンシンボル

 昨日2:39の双子座新月図から、新月のサビアンシンボルについて述べたいと思う。また新月図全体を眺めて感じた事も最後に触れておきたい。

 双子座2度の新月は2ハウス、また同じ双子座の水星・金星は20度で正確なコンジャンクションを組み、3ハウスのカスプとも重なっている。アセンダントは牡羊座23度で、双子座水星・金星と調和の位置にしている。新月図全体を支配するのが魚座の火星、またミーンノードも双子座

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楽しいからやってみる

 占星術の勉強がある程度進んできてそれなりに年月も経って、何かの形でそれを役立てたい、表現したいという気持ちは数年前から心の中にむくむくと湧き上がってはくるものの、その手段もやり方も全く思いつかず、何となく手探りでやってきて今に到る。

 周りを見渡すと、コンサルティングやヒーリングに占星術を生かして成功している人たち、個人鑑定や研究で身を立て、人気を集めている人たち、グループで活動し世の中に貢献

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2020.05.07 蠍座満月

 

 今日の19:45に蠍座で満月を迎える。今年は土星や木星の逆行間近の満月で、エネルギーの動きがゆっくりで重い感じのある満月である。ではざっくりと、今日の満月図を読んでみたい。

アセンダントは射手座、牡牛座太陽ー蠍座月は6−12ハウスに入っている。木星冥王星土星は2ハウス、そして一昨日双子座入りしたばかりのノースノード(DH)は7ハウスで金星が近い。太陽・水星の合は冥王星海王星と小三角の位置

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占星術における月のはなし(6) 月の並列化現象

占星術における月のはなし(6) 月の並列化現象

 占星術を学び始めて丸10年になる。一番最初に自分のネイタルチャートの計算をし、手書きで図を作成した時のことは今もよく覚えている。太陽星座が牡羊座というのは高校生の頃から知っていたが、ほかの天体がどの星座にあるかなんて勉強を始めるまで全く知らなかった。完成した誕生図を見ると月が天秤座で8ハウス。その時の教科書と図を交互に見ながらネイタル月が何を意味しているかを知った時、なぜすぐ人目を気にしたり人に

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間違うのが怖い

間違うのが怖い

 過去を振り返って”あの時もっとこうしていればよかった”と思う事は私にはよくあった。だからといって今目の前の結果は変わる訳ではない。それでも振り返るのは次は絶対同じことを繰り返したくないからである。”あの時”を頭に刻み込むことで将来同じ状況に立った時に、その経験を生かして今度は上手くやれる、いややらなければならないという思いは仕事のみならず私生活においても私の中には常にあった。

 同じ間違いをす

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占星術における月のはなし(3)

占星術における月のはなし(3)

 前回は占星術から見た月の象意について、生育歴との関連から述べた。今回はもう一つの基本的な象意について取り上げる。それは肉体に関する事柄である。月は人間の気分や体調の変化と関連しており、特に後者については女性の月経のようなCyclical(周期的)なリズムと連動していると捉える。更に新月や満月の月のサイクルと出産や人生の終末のイベントは緩やかに同調するという考えも根強い。

 これらについては明ら

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占星術における月のはなし(2)

占星術における月のはなし(2)

 

 占星術において、月は主に二つの象意を基本に持っているとされる。
その一つは月は生まれてから7歳までの年齢域をカバーし、初期の生育歴、つまりは人生の出発点から獲得してきた人格の特性を示している事にある。月のサインと他の天体とのアスペクト、また月が位置するハウスの状態から人が幼少期に養育者(必ずしも実の親とは限らない)とどのように関わり、与えられた環境でどんな育ち方をしてきたかを読み解く事がで

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できごとと”私”のあいだ

 長年私を拘束してきた観念のひとつが”家族を大切にしなければ自分が不幸になる”という事だった。それは多分、物心つく頃にはすでに自分の中にインプットされていたのだろう。周りを見回すと誰もが同じ事を口にし、同じように信じていたように思う。”家族関係は他者との関係のテンプレート”であることは心理学領域でも度々取り上げられてきたテーマでもあり、だからこそ家族関係の修復に長い間個人的に執念を燃やしていたので

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2020.04.23 牡牛座新月 上書きよりアップデート

 いつもの年であれば、年明けからの四半期はだいたい忙しくて個人の用事が後回しになり、そのツケが新年度明けに回ってくるのが常である。しかし今年は感染症の動向がいつもと全く違い、仕事を取り巻く法や実務上のルールが3月から4月にかけて大きく変わった事が影響し、自分の事に全く手をつけられない状態が続いている。

 そうなるとどうしてももう一つの生業である占星術の優先順位が一つ下がることにはなるが、幸いにも

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コンプレックス  2020.04.01

 今日の話は”PSYCHO-PASS3 First Inspector "を見ての感想と考察から、根源的なテーマをひとつ取り上げようと思う。

 このシリーズには毎回キーとなる悪役が登場するが、今回は梓澤という中年男性が裏から事件を操る話が中心である。分刻みの綿密な計画と人をチェスの駒の様に動かす事に長けた、一筋縄でいかない人物という設定であった。選択肢を提示し、どちらを選ぶかは本人に任せる。自分

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思考停止

 明後日から新年度が始まり、それとともに私の仕事上重要な法律(薬事法など)の一部改正も随時施行される。毎年少しずつルールは変わり続けている。今はそのすりあわせやシステムの変更後の運用がどう変わるかなどを理解するのに頭がフル回転している状態だ。

 仕事に直接関わるルールは山ほどある。それに加え職場特有の細かい規則もある。分厚いマニュアルの他に、ルールに変更があればすぐに文書やメールで告知される。わ

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似合わない色

 このところ仕事以外の日はほとんど自宅で過ごしており、最初は空き時間はアニメや動画を見て気分転換をはかっていたが段々とそれにも飽きてきて、一昨日子供時代の塗り絵感覚でアイシャドウの色合わせをやってみた。自分の肌のタイプに合う色を探すというシンプルな作業である。

 見た目の印象や肌質は、ホロスコープ(誕生図)で大体予想はつくのであるが、実際に肌色の診断をやってみたら予想以上に難しかった。おおまかに

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膿(うみ)出し 2020.03.25

 昨日の「”嫌”のサイン」の続きの話になるのだが、昨日遅番、今日早番とシフトがえげつないので短くまとめたい。

 昨日の新月にはもう一つ天体の大きな特徴がある。それはここしばらく続いているダームーンリリスとカイロンの2つの天体が新月と正確に重なり、4天体がノースノード(あるいはドラゴンヘッド)と呼ばれる太陽の通り道と月の通り道の交点にあたるものと正確な90度の角度を保っている所に事にある。天体同士

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”嫌”のサイン 2020.03.24

 今日の18:28に牡羊座で新月を迎える。占星術との馴染みのないかたでも春分を過ぎた最初の新月=年度末であり制度の切り替わる時期であるとご理解いただけるだろうと思う。

 今年は春分や牡羊座新月だけではなく、夏至・秋分・冬至に到るまですべて「健康や労働(環境)」に該当する6ハウスに天体があり、秋分を除く3つの節目には木星・土星・冥王星がおおむねディセンダント(日没ライン)あたりに固まる星周りとなる

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