三が日から感じた社会問題

2022年気づいたら三が日が終わっていました。時が経つのが本当に早い。

年始何をしてたかと言いますと、
基本ぼけーとしてたのですが、1月2日散歩がてら近所の書店を覗いてみたら、なんと営業していました。ここ最近の書店は正月でも営業するのが普通なのでしょうか?

チェーン転で利用者側からすると助かるのですが、三が日まで営業しなくてもいいよと、やや暗い気持ちに。
でも結構賑わってた印象で、売上が見込める時期なのかなぁーと、モヤモヤを感じながら、
新年早々に興味深い本に出会ったので、その紹介をしたいと思います。

『あなたとSDGsをつなぐ世界を正しく見る習慣』原 貫太

SDGsは今や当たり前のように見る単語ですが、本書読んでそれに関して僕自身まだまだ知らないことばかりでしたし、中にはショッキング内容もあり、非常に考えさせられるものでした。

本書で取り扱っている、善意の古着寄付がアフリカの経済的自立を阻害している話や、
畜産業による膨大な資源消費の話や、スマートフォンなどに使用されるレアメタルをめぐる鉱物紛争の話など、
直接的に問題がおきている地域とは日本は地理的に離れていますが、実は我々が生活している中でひとつひとつの行動が、そういった社会問題に加担している事実があります。
先進国の快適で便利な生活がおもに途上国の人々の犠牲の上に成り立っていると。

しかしながら、僕がこの快適で便利な生活を手放せと問われたら、罪悪感を感じつつ正直なかなか難しいです。
一度蜜の味を知ったら、その経験をなかったことにするのは難しい。
そのへんがSDGs関連になると綺麗事を言うな、偽善と攻撃してくる輩が湧いてくる一因だと思います。
本書でもその点は繰り返し留意して話を進めています。
おそらく著者は度々その類いの中傷を受けてきたのかもしれません。

じゃあどうしたらいいか。
その答えとして筆者は関心を持つこと。
それが第一歩と述べています。
冒頭の書店の話につながり、24時間営業のコンビニとか、
確かに便利ではありますが、その過剰な便利さをいったん立ち止まって疑問に思う、そして極力歪みがあると思われるものは選択しない行為が求められると思いました。
(僕は書店のケースでは加担してしまったのですが、、、反省)

僕は知識不足でありますが、
ちょっと調べると社会問題解決に取り組んでいる企業なり団体はちゃんと存在していて、
例えばコーヒーであったらフェアトレードだったり、
スマートフォンだったら鉱物紛争に加担していない原料で製造しているメーカーであるフェアフォンだったり、
売上の一部が自然エネルギー開発の資金や、NPOなどの非営利団体に寄付されるハチドリ電力など、結構あります。
僕はまずは消費者として、上記のものを検討選択して、間接的に貢献したいと思います。

とりあえず『あなたとSDGsをつなぐ世界を正しく見る習慣』を読んでみて下さい。決して他人事ではないです。読むべき本だと思います。

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