捨歌拾遺 五 鍋海岸

「死体よ死体、わたしの死体、海に繋がれて電球の灰になれ」

諸々の蜂蜜の胃を虚脱する十字砲火のふくよかな懐かしさ

銀杏の鉄偸まれたトーチは何処に肩書の炎色を穏かな破滅には

大姦婦より新たな手紙が来る時に鋸には木屑の星を燃やせよ独楽の目

三十一音節からなる共感メトロポリタン検査に衛星の合成話法を

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