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MOTHER2とはだしのゲン

スマブラに登場したキャラクターの原作ゲームに関する思い出を書く企画を突発的に始めます。なにせ有名ゲームの紹介記事はどこででも見れるわけなので、ここでしか見れない個人の思い出ネタを中心にしようというわけです。この企画はそのうち突発的に終わります。画像がゼビウスに見えるでしょうがこれはもうそういうものなんです。

第1回目はMOTHER2です。スマブラに出演したネスが主人公のゲームですね。俺はMOTHER2をやったことない人は存在しないと思っているので細かい説明はせぬ。もしやったことないというなら即WiiUかnew3DSでダウンロード版を遊んでください。そしてキムタクがでてるCMを探してください。


MOTHER2を遊んだのはスマブラで彼の存在を知ったあとでした。中古屋でかなりお手軽な値段でスーパーファミコン版が(今のダウンロード版より安く)売っていたのでおこづかいで買ったのです。

しかし当時の俺はというと、遊ぶ前から死ぬほど怖いゲームをなんじゃないかとビクビクしていたのです。というのも、マザー2を家で遊ぶ前に学校でみたアニメ映画が、はだしのゲンだったからです。ここからもはだしのゲンは誰もが観ている前提で語ります。

その日は日本史の授業の一環として、はだしのゲン上映会を2時限使って行われたのでした。俺は内容も知らずに「よっしゃー授業がアニメ見るだけで潰れるぜ」なんて軽い気持ちでいました。あまりに覚悟が足りなかった。
戦争の話はデリケートすぎるのでここで詳しく話すことはありませんが、とにかく当時の俺は見事はだしのゲンによって決定的なトラウマを植え付けられました。トラウマとか軽々しく言うなと言う人がいるでしょうが俺にとっては冗談ごとではありません。鑑賞後は具合が悪くて悪くてしょうがありませんでした。千鳥足みたいに歩くのがやっとでした。というか早退しました。飛行機の音も、ウジムシも、犬も、目玉も、ゴジラも、視界に入れるだけで動悸が止まらなくなるレベルでした。アニメスタッフが子供に得てほしかった感想を俺はダイレクトに受けとめてしまったと考えて間違いありません(今更だけどいきなりこんな変な空気になりそうな内容でいいのかこれ?)

そういうわけで帰宅後の楽しみにしていたマザー2すらあんな内容の作品なんじゃないか、いつ凄惨な絵面が広がってもおかしくないんじゃないか、と疑心暗鬼で怖くて仕方なかったわけです。その予感は子供ならではの想像力によって半分現実のものとして俺の目に写りました。

まず起動画面から良くなかったですね。起動して現れるデモ画面は「UFOに空から襲われる街」です。俺が何を連想したかは想像にかたくないと思います(ゲームを進めてもこんなシーンはここだけなのは知ってのとおりですが)。

そしてネームエントリー終了後のオープニングもよくないですね。真夜中、主人公のネスが寝てる最中に、隕石がヒュー………ドゴーンと音を立てて落ちてくるわけです。俺が何を連想したかは想像にかたくないと思います。こじつけレベルに見えるかもしれませんが、子供の想像力を舐めてはいけません。

もはや軽くパニック寸前でしたね。自分の妄想力が爆発してどんなホラーゲームやモンド映画より怖い光景が頭の中で繰り広げられていたのです。とかいってゲームが面白いから手は止まらないんですけど。そうして半泣きになりながらゲームを進めていたわけですが、もちろん最初から最後まではだしのゲンを連想させるシーンがあるわけもなく、二番目の街ツーソンに着く頃にはすっかりマザー2独自の雰囲気に呑まれていました。

かといってはだしのゲンへの恐怖がそうそうすぐ抜けたわけではなく、やっと向きあえたのは数年後に原作マンガを読破した頃です。その頃には作者の思想もわかるようになってましたし、ネットに転がってるはだしのゲンコラ画像も笑って見れるようになっていました。でもアニメ版は今でも見たくないです。ほかにもっと過激な表現のアニメはたくさん見てきましたが、はだしのゲンだけは無理です。

未来へ

で、えーとこの記事のテーマはですね…………ふたつのコンテンツは食べ合わせによって全く別の印象を産むかもしれないぞと、各人同じものに触れたからといって全く違う解釈になったりするのはこういうことがあるからなんだぞと、そうゆう話です。ということにします。

しかし、数年後に発売されたMOTHERシリーズ最終作、MOTHER3ではだしのゲンのような辛さを味わうことになるとは、当時の俺は知る由もなかったのです…
つづく?

突然!スマブラ攻略!
ネスの横B「PKファイヤー」に当たった相手は少しの間燃え続けるのでその隙にボコってしまえ!!

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