見出し画像

世界統合失調症デー 5.24 を日本で呼びかけていることについて 概要

統合失調症カフェは、世界統合失調症デー5.24 を日本で広める活動を2019年に始めました。

世界統合失調症デーは、統合失調症を正しく知り、偏見をなくし、統合失調症にかかっても安心して暮らせる社会をめざして、世界中の人たちが発信する日です。


【誰でもかんたんに参加できます】
5月24日にはハッシュタグ「#世界統合失調症デー」をつけてSNSに投稿を。
とくにツイッター(現X)は例年盛況です。小さなつぶやき、日ごろの思い、作品や活動の宣伝、などなどたくさん。

スローガンはありません。伝えたいことは一人一人ちがうから。
それぞれの思いを、みんなで。

追加で「#WorldSchizophreniaDay」をつけると、あなたの声は世界へ。

テーマカラーは紫。

世界統合失調症デーの前に主にツイッターで呼びかけています。
また、誰でも自由に呼びかけ人になれます。

https://twitter.com/schizo_cafe


【統合失調症カフェによる世界統合失調症デーの呼びかけが、京都新聞に掲載されました】

統合失調症カフェによる世界統合失調症デーの呼びかけ 京都新聞2020.5.21


【世界統合失調症デーへの思い】
なぜ呼びかけを始めたか。いくつかの思いがありました。

統合失調症の啓発は“精神障害”“メンタルヘルス”などとまとめられることが多く、病名はあまり出てきません。
でもこの病気にかかる若者にとって、最初に出会う言葉はそれらではなく「統合失調症」の病名告知。
そのとき孤立も絶望もしないよう、「統合失調症」の言葉を陽の当たる場所に出したい。

また、啓発活動で重要なのは、たくさんの当事者の日常の言葉をそのまま世間に届けることだと思うのです。
ありのままの声を知ってもらえれば、偏見など持ちようがない。

みんなの声が形になるように。
誰でもかんたんに、たとえ家にこもっていても参加できる方法を。
それが「5月24日には#世界統合失調症デーでSNS投稿を」となりました。


【世界からのメッセージ】
世界統合失調症デーには、世界中からメッセージが発信されます。
それを紹介する活動もしています。


【世界統合失調症デーの起源は? 誰が始めた? なぜ5月24日?】
世界統合失調症デーは、1998年に全米統合失調症財団 National Schizophrenia Foundation (アメリカ・ミシガン州)が始めたそうです。

同財団は、1984年に統合失調症当事者 ジョアン・バーバニックが自助グループSA(Schizophrenics Anonymous)を作ったのを発端として、SAネットワークの発展を支えた団体です。

5月24日は18世紀フランスの医師フィリップ・ピネルが精神病院に閉じ込められた人々を鎖から解き放ったと伝えられる日。

世界統合失調症デーは、それを記念して5月24日と定められました。


【呼びかけを続けて】
呼びかけを続けて数年。
ツイッター(現X)では5月24日、ハッシュタグ世界統合失調症デーに数百のツイートがにぎやかに並ぶようになりました。
(2024年追記:その後増え続け、2023年1868件、2024年1513件で連続トレンド入り)

自由な発言の数々。詩歌、ブログ、小説、絵、漫画、写真、動画など多彩な発信。
どなたかが 「文化祭みたい」 とつぶやいておられました。
小さな一言の深さにも作品に込められた思いにも圧倒されます。

参加してフォロー・フォロワーが増えた、というツイートもいくつか見ました。
新しい出会いがあり、交流が始まる場になっています。

海外のデーが団体や専門職の活動を中心とする中で、日本のデーは個々人の発信がずば抜けて多く、一人ひとりが啓発活動の主体であることが大きな特徴です。


【関連イベントを企画しませんか?】
世界統合失調症デーは、誰でも自由に関連イベントや関連制作ができます。配信、展示、セール、その他いろいろ企画してみるのはいかがですか?
「#世界統合失調症デー」をつけて広報してくださいね。
5.24当日でなくても大丈夫! 前後約1週間が統合失調症週間です。


世界統合失調症デーの詳細は統合失調症カフェのウエブサイトに↓




この記事が参加している募集

#多様性を考える

28,107件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?