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世界統合失調症デーの起源(始まりと由来)

世界統合失調症デーの起源(始まりと由来)についてお問合せがあったのでまとめました。

<始まりは全米統合失調症財団(アメリカ・ミシガン州)>

BioSpaceの記事によると、1998年に全米統合失調症財団National Schizophrenia Foundation (アメリカ・ミシガン州)が統合失調症の理解促進のため、5月24日を「全米統合失調症啓発デー National Schizophrenia Awareness Day」と宣言したのが始まりのようです。

同財団は、1984年に統合失調症当事者 ジョアン・バーバニックが自助グループSA(Schizophrenics Anonymous)を作ったのを発端として、SAネットワークの発展を支えた団体です。

National Schizophrenia Foundation のウェブサイトには次のように記載されています。
「広報活動では、毎年5月24日に開催される「National Schizophrenia Awareness Day(通称:ピネル・デー)」の活動をsponsorし、推進しています。」
(訳注:sponsorは主催・後援・支援・発起などいずれの場合にも使われる用語)
なおこのサイトは2007年頃に更新が止まっており、詳細は分かりません。


<5月24日の由来はピネル>

5月24日は18世紀フランスの医師フィリップ・ピネルが精神病院に閉じ込められた人々を鎖から解き放ったと伝えられる日。
世界統合失調症デーは、それを記念して5月24日と定められました。


<世界各地へ広がる>

世界統合失調症デーは世界中に広がり、それぞれ自由な活動が行われています。
呼称はWorld Schizophrenia Dayがほぼ一般的となっています。
大半が5月24日ですが一部日程の異なる地域があります。

無料マガジン 世界中から#世界統合失調症デー5.24 で各地の様子をご覧ください。



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