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Schattered自主企画「Down to Scenes」バンド紹介第2回: sassya-

こんにちは。
Schattered ベース・ボーカル じゅんやです。

2月自主企画「Down to Scenes」バンド紹介、第2回は、こちらも吉祥寺WARPでお馴染みsassya-のご紹介となります。

前回の記事はこちらから


sassya-は都内を中心に活動するスリーピースロックバンドです。

いわゆる激情ハードコア/ポストハードコアというジャンルで形容されることや、
そのようなジャンルのイベントに出演されていることが多い印象のバンドです。

筆者の第一印象もそのようなもので、
今回の「Down to Scenes」でも、イベントにおいてそうしたジャンルを象徴したいという理由もあり、オファーさせていただきました。

しかしその一方で、sassya-の魅力は

既存の細分化ジャンルでの形容にはとどまらず、
ストイックで朴訥とした「日本語ロック」のスタイルが根底にあるのではないかと、筆者は考えています。


少し話が逸れますが、
我々Schatteredはレコーディングの真っ最中でして
(近々リリース予定の曲の他にも、数曲同時進行で制作中となります)

現在歌録りに差し掛かっています。

そこで自分たちのテイクを聴き返したのち
sassya-の楽曲、その演奏や質感、歌に触れると

どれだけこのバンドが
「楽曲」に、「詞」に、「歌」に
向き合っているのか

感服させられることとなりました。

ここで、一曲紹介させて頂きます。
迷いましたが個人的に好きなこちらを。

sassya- / Intensity

今こそ事を起こそうという意志に
それとは裏腹な葛藤。
それらが混然としたまま吐露された、生々しい歌詞と、それを体現する叫び。

弦一本一本の鳴りが伝わるような金属的なギターの響き、荒々しいスネア、そしてその裏で、あるいは表で、うねり続けるベース。

サウンドと表現が一体となった作風、そして特にこの曲には、筆者は特に衝撃を受けました。

筆者自身ベーシストであるが故のこうしたベースのアプローチはもちろん、
スリーピースバンドとして、そして近しいジャンルを内包している(であろう)バンドとして
どうにか盗みたいところがたくさんあると思わされました。

実はsassya-、
我々Schatteredの初ライブの際に対バンさせていただいた過去があります。

ALPACAS(高知)リリースツアーの3マン

前々からその凄さを知っていたつもりでしたが、
対バンして、実際に対面して、それはほんの一部でしかなかったことに気付かされました。

筆者はあの日あのフロアでsassya-に誰よりも衝撃を受け、誰よりも好きであったと確信しています。

そのため
その日の打ち上げですぐさまお話しさせていただき、その日の帰り際にすぐさま企画へのオファーをさせていただいたのです。

激情ハードコア、ポストハードコアといった言葉で想起される音楽というと
多くは荒々しくささくれ立った"RAW"な質感で、
そうした言葉で形容される作品は、ともすれば乱雑な表現だとばかり勘違いされてしまう向きもあるのかもしれません。

しかしsassya-の音楽は
勢いだけでは決して辿り着けない
音楽に、言葉に対して真摯に向き合うことを通じて生まれたもので

結果としてそれが"激情的"だと(ある種ジャンル的に)捉えられた

そういった側面があると筆者は考えています。



彼らの荒々しくも緊張感のある演奏、

ぜひ一緒に見届けていきましょう。


最後に、
彼らの新作EP「Song for」から、MV「プール」を紹介して、本稿の結びとさせて頂きます。
sassya- - "プール/POOL" (MV: Japanese Alternative Rock)

(次回のnote更新は来週末を予定しています!引き続きよろしくお願い致します。)


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