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24歳、難聴になった。2

前回はこちら

「耳硬化症」の確定診断は、手術をして耳を開いてみないとできないらしい。

cf:耳硬化症について

https://www.hosp.hyo-med.ac.jp/disease_guide/detail/88

とはいえ、さまざまな検査をした。
詳細は覚えていないが、鼓膜の動きを見る検査、大きな音聞いてその反応を聞く検査、言葉の聞き取りテストetc

このように複数の検査をして、耳の聞こえと骨伝導の聴力の検査をして、その差が一定以上あったため手術となった。

耳の手術で耳小骨という数ミリの骨をいじるので全身麻酔、内視鏡で行われるとのこと。(もしくは、耳後ろから切開し耳小骨にアプローチするらしい。これは外耳道の太さ、鼓膜の位置などで術式が変わるらしい。)

初めての入院に初めて手術、さらには初めての全身麻酔。

どうなるんだろう。不安でいっぱいだった。

今月上旬、入院し手術をした。

午前の入院。留学にもついてきた、小汚いネズミの相棒を片手に1人で病院に向かった。

外来で数ヶ月通っていた道を大荷物を持ってたどる。限度額医療認定証の申請が遅れてまだ手元に届いていなかったことだけが気がかりだった。

入院階に到着。荷物を開いていたら昼食がきて、点滴用のルートをとる。入院の翌日が手術だからだ。

事前にネットで調べていた情報だと、明日の朝からの絶食だと思っていたのに、蓋を開いてみたら21時からの絶食、午前0時からの絶飲食だった。予想よりも長い絶食に不安を覚えたが正直、絶食よりも飲み物が飲めない方が堪えた。喉の渇きを覚えつつ、動画を見漁っていた。脱水防止のブドウ糖の点滴が繋がれている以外なんの苦労もなかった。

(ちなみにこの時お世話になったのは3時間以上あるゲーム実況だ。いちいち動画を変える必要がない点、非常に助かった。)

15時からの手術予定で14時30頃になっても呼ばれない、ソワソワしながらも、微睡を感じていたころ、手術室に呼ばれた。
正直いい眠気を感じていたので今かよと思いつつも(笑)、手術室に向かった。

昔から、医療ドキュメンタリーを見るのが好きで、子どもの頃からスーパードクターが執刀する手術の映像を見ていた。その時にぼんやり思っていた疑問「下着は付けてるのか」への答えがこの時にわかった。

手術着のみだった、、、びっくり。
でもこの驚きより、バチバチに意識のある手術台に上がる前に、お尻のあたりに床ずれ防止のシールを男性看護師に貼られたことの方の恥ずかしさと衝撃の方が大きかった、、、
いや、必要なことと認識してますし、その方はきっともう慣れっこなのは頭ではわかりますが、、、

もう一番恥ずかしいことが一番最初にきてしまったので、もう胸をはだけて心拍数見るシールとか貼られても全然恥ずかしくなかった。
というか、いわゆるオペ看さん、すげえ、、、すごかった。
noteに書いておきながらこの語彙力はひどいのでしっかり言語化すると、すごくテキパキしていた、、、全身麻酔をするにあたり全身管理の必要があり、それに係る機械が多いこと多いこと。意識のあるうちにたくさんの管に繋がれました。潤滑に手術を運営していくにあたり、手術を受けたことで手術を受けた側からの視点では、オペ看の必要性をヒシヒシと感じました。

予定通り内視鏡で行われ、きっと2時間弱の手術だったのではと思っている。

というのも麻酔の影響で覚えているのは手術室で意識を取り戻した時と病室に戻ってから。正直どうやって帰ってきたのか全く覚えていないのである。こわ。
何か変なことを言っていませんように、、、くわばらくわばら、、、

19時半に戻ってきたらしいが、きちんと覚えているのは22時からの記憶で、しかも夕食はなかった。水はとることができたが起き上がれなかったので 1杯しか飲めなかった。食事をとることが解禁されたのは翌日10時。実に36時間近く絶食だった。

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