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香りを味方につける〜本能から繋がる美の道 編

日々過ごしてると,色々なことに出くわす.
どんなことがあってもいつも穏やかでいたいと思うし,感じよく過ごしたいし,笑顔でいたいわけで.
でもそんなおもいが急にどっかいくみたいな瞬間ってあったりして.
あ゛ーーーとか,ぐおーーーとか,モヤ..モヤ..モヤモヤモヤモヤーーーみたいに.
すぐに思考を転換できたり,上手なつき合い方,瞬時に整える術を身につけてる人もいるかもしれない.
そんな術をある時はナチュラルにできても,ある時はおやってほどつかえなかったり.
すべてのことには意味がある,ぐっと呑み込みながらも大なり小なり日常の些細な瞬間でも葛藤はあって.
そういった時間が人を大きくしていくのだけれど.

好きな音楽を聴いたり,歌ったり,踊ったり,本読んだり.
家族や友人との会話,美味しい食事とお酒,お茶の時間.
山や海,森や川,自然の風を感じながらエナジーチャージしたり.
そんな風にどこかでバランスとって自分の心の位置を真ん中に戻しながら日々を過ごしている.

けれどなかなかその大好きな時間がとれない,そんな時パッと一瞬にして「心地いい」を体感できるものが“香り”
好きな香りを香った瞬間,一瞬で感じられる開放感.

人は好きな香りの前では自然と顔がほころみ,何かがひらけたような表情になる.
香りは何のバイアスもなくビビビッと本能に届くのである.
真っ先に本能に届く,これは五感で唯一,嗅覚だけである.

一瞬にして自分の内側を愛でることができるって,なんて素敵なんだろう.

この本能をわたしは感じる脳と呼んでいる(脳の用語的にいうと大脳辺縁系)
ここには,
・快・不快といった情動のエリア
・記憶のエリア
・自律神経やホルモンのバランスに関わるエリア
 (呼吸や体温,血圧,消化機能,睡眠,肌や髪の質,月経など)
がある.

心地よい香りは呼吸を整え,心身の解放と調和をもたらしてくれる.
なんだかよく分からないけどなんだか不調,そんな時に寄り添ってくれる.
満たされた感覚が記憶に残る.

もちろん一瞬ですべてが解決するわけはないけれど,「心地いい」感覚が日々の中でたくさん増えていくことで,良い変化が生まれていくと思う.
香りを味方につける.
感じる脳へと送る香りの信号は美の道へと繋がっていく.

この嗅覚と脳との関係を上手にとりいれた香りのセラピー,これがAromatherapy–アロマセラピーである.

アロマセラピーでは香りの中でも,植物が蓄えた香りのみを抽出した100%純粋なEssential Oil とよばれる精油の香りをつかう.
豊かな自然に触れたとき心も豊かになるように,植物が放つ香りには深い心地よさと,みずみずしさを感じる.

季節やライフステージごとに訪れる変化,香りを味方につけて上手につき合っていきたいものです.

精油の話はまたの機会に.

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