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曲のクオリティをあげるにはどうしたらいいですか?

こんにちは、スキャット後藤です。フリーランスの作曲家です。

テレビ東京、木曜深夜のドラマ「あなた犯人じゃありません 」が始まりました。音楽担当してます。「ゴッドタン」「あちこちオードリー」などのプロデューサーである佐久間さんの企画・プロデュースです。はじめ一人で劇伴やってたんですけども、大阪に住む作曲家・櫻井智子さんにも曲作ってもらったり、補アレンジしてもらったりしてます。5話からクレジットが連名になりますけども、それ以前の回でも一緒に制作した曲が流れてます。櫻井さんは3年くらい前にTwitterがキッカケで知り合ったのですが、まさか仕事一緒すると思ってなかったので面白いですね。一年前にも過酷なプロジェクトを一緒に担当したりして、一緒に闘う仲間になりましたw 主にピアノ曲とオーケストラな感じの曲をお願いしました。TVerでも配信されてるので是非ご覧ください!変な音楽いっぱい作ったので。

SNSにはいろんな才能の方がいるのでいろんな可能性が潜んでます。出来ることを普段から公開したりアピールしたら、どこからか仕事の依頼が来るかもですよ!

さてさて、

最近3つほど記事を書いてたんですけどまとまらずに下書きのまま。書きたいネタはあるけど文章化する力がないってのがすごく困ります...。

noteもそうだし、YouTubeもそうなんですけど、公開するまでにボツにしてるものがすごく沢山あります。動画を見た人が「しゃべるのうまいですね」って言ってくれたりするんですけど、出だし数分で10回以上やり直してること結構ありますから、、、収録したけどボツにしたものもいっぱいあります。もちろん公開してる動画や文章でもヘタクソで気になってる部分は沢山あるのですが、それ以下のモノが沢山あって「こりゃダメだわ」って捨ててるのです。公開してる文章は一応何度も読んで、はじめて読む人にも想像しやすい順や言葉を選ぶように気をつけてます。

音楽をつくる仕事でもそうなんですが「気になること」は徹底的に潰していくことにしてます。能力が高くない自分にとってサボってはいけないところかなって思うので。いやサボるサボらないの前に、気になってしまうからイライラしながら修正するのです。完成した!と思ってバウンスして聞いてみたら直したいところが見つかって、またエディット...。これを死ぬほど繰り返すのは作曲してる人のあるあるじゃないでしょうか。笑

曲のクオリティをあげるにはどうしたらいいですか?って聞かれることがあるのですが、答えは簡単で、作ったものを聞いて気になるところがあったらどんどんと気にならないように手を入れるってことだと思うんです。「もうこれ以上ムリだ」ってなったとこがその人の限界点じゃないかなと。

良くはなったと言っても、自分の理想には全然届いてないことがほとんどで悩むことも多いんですけど、それはそれ。気にしたところでたどり着けるわけではないので諦めてます。笑

作曲がうまくなりたいって人に、短い時間で曲を仕上げるってのをすすめることもあります。2時間で1曲とか。「そんなの無理です」って言う人もいるんですけど、短い時間で形にすることで曲に必要な要素を見抜く力がつきます。的確な判断力がつきます。忙しい売れっ子ほど一曲に使う時間は短いじゃないですか。引き出しが多いってこともありますけど、その曲には必要な要素は何なのかってことがわかってるからパパっと手が動くのです。それに慣れてくると確実にクオリティあがりますね。細かい表現はその後でいいんじゃないかなと思います。だらだら時間かけて作曲するよりはよっぽど力つきますよ。試してみてください!

さて、ここからは近況です。新規仕事の話とか書きます。

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