見出し画像

【海外マンガ事情】海賊版を倒す為なら無償ボランティアは無理だが討伐義勇軍には入りたい!

外国語好きという特性を活かして、海外の人と「日本のマンガを巡る交流」を続けている私ですが、しばしば、こんなことが起こっています

私「日本には〇〇という知られざる名作マンガがあるよ。今度、一冊買って、送ってあげようか?」
海外の方「ありがとう!その作品、ネットで調べていたら、私の国の言語に翻訳されていたよ。ダウンロードしたから郵送は不要だよ。これから読んでみるね」
私「そりゃよかった!あの作品があなたの国で翻訳されていたとは知らなかった!どこのサイトで販売していたの?」
海外の方「ここだよ(URLをチャットで送ってくる)」
私「・・・これは海賊版じゃないかーーーー!

イラッときますよ。このパターン。特に自分の好きな作家さんの作品が海賊版で出回っているということを知った時にはね

「海賊版が100パーセント悪い」ということでもないとは、思っています。海外で出版されていない隠れた名作を地元の有志が翻訳してくれている、というパターンもあるので。その志がお金目的ではなく「日本マンガへの愛」からきていることも考えると、全員を悪人扱いしたくはない。

でも、法律的には海賊版は海賊版。けじめはつけたいですし、

お金のことよりももっと重要な問題として、せっかくの日本マンガの良作が、作者のチェックも編集体制チェックも通さない粗悪な翻訳で大量コピーされていくのは、そもそもの作品クオリティーへの危機であると思う

すぐに思いつくこととしては、翻訳の得意な有志が集まって、できるだけ日本のマンガは良質な翻訳で「先回りで」正規出版してしまうルートを開拓するというのがありますね。正規の出版社とつながったスピーディーな翻訳体制を、英語・中国語といったメイン言語だけでなく様々な言語平行で!

そのためなら、私もできることはやります!無償ボランティアで翻訳・・・と恰好いいことは残念ながら言えないですが(!)、ギリシア語翻訳とか物凄くニッチな言語への翻訳ニーズがあれば出動したい!

海賊版を撲滅するために翻訳家の有志が集まって結成する義勇軍だ!そんなふうに考えると格好いい!

ただしボランティア軍ではなくて、お金はある程度必要ですけど・・・家族持ちなので。。。

【※追記※】この記事を書いたあとでネットを見ていたら、たまたま、「マンガの翻訳をやってみたい人へのセミナー」というものを発見しました(私をターゲティングして飛んできた広告なのかもしれませんが)。由緒正しい翻訳専門学校のセミナーのようなので、申し込んでみました!海賊版を撲滅したい夢があるなら、ちゃんと投資して勉強しよう、と

子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!