楽に生きる1
自分が無能だと気づかせられたとき
若かりし頃の話、高校受験シーズン、僕は人より能力が低いのじゃないか?と疑問を持つ。真面目に勉強をするタイプだった割に、部活が終わり、勉強に打ち込みだした同級生たちと比べても成績の伸び率は低めだった。その頃は漠然とそう思っていただけなのでそんなに気にもせず高校入学。
高校時代、それなりに勉強しているはずなのだけど成績が伸びない。偏差値が高くない学校だったにもかかわらず、だ。いわゆる、真面目だけど結果が出せないタイプ。
真面目な分、周囲に期待されている。僕としてはそれに応えたい。勉強の仕方が悪いのか、本当に頭が悪いのか。
もちろん教師に相談したものの解決の糸口は掴めず、自分なりに頑張ったけれど全て平凡な成績で終わる。
学校推薦で運良く大学には入れたが、俗にいうFラン大。そこでも平凡な成績しか修められていない状態。挙句の果てに、教師からも「そんなに頑張っているのに・・・それだと色々難しいのかも・・・」と言葉を濁しながら言われる始末。
そんなこんなで、時は流れて就職活動。面接受けが良かったのか、成績の割にすんなり就職先が決まる。
給料もそこそこ良く、残業代もしっかり、深夜手当まで出るという給与面ではかなり良いと思われるところに就職。ただし、1週間泊まり込みはザラなので健康面では最悪だった。
泊まり込みは僕の能力が低いせいだと思っていたので、身体を壊して病院通いを繰り返すまでは必死で仕事をしていた。
そんな生活が長期間続けられるわけもなく、体が弱った時に心も一緒に折れてしまう。
大学時代に言われた言葉に、苦しみ悩みながら気を張り、能無しから脱却したいと必死だったけれど、達成できずに一時リタイア。
リタイアしたことによって、自分が能無しだと完全に理解してしまう。
(文才も無いので文章にしてしまうと軽く感じますね。悩みに悩んでいた時期なのに。長くなってしまって最も書かなきゃならんことまで、実はたどり着いていない状態です。まだ楽になってない。)
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