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夏に注意したい頭皮トラブル・生活習慣とは

今回は、夏に特に注意したい頭皮のトラブル・生活習慣について紹介します。


頭皮のベタつき・臭い

頭皮は、体の中でも最も皮脂腺が多く、なんと、人の体から出る皮脂の約6割近くは、頭皮の皮脂腺から出ているんだそうです。夏は気温が高くなるので、より皮脂が出やすくなります。

また、頭皮は汗腺の働きも活発なため、夏には特に汗もたくさん出ます。過剰な皮脂や汗などは、いやな臭いとベタつきの原因になります。

また、汚れとなって慢性的に毛穴に詰まってしまうと、健康的な髪の毛を育むことができなくなってしまいます。

汗はこまめに拭き、清潔を保つのが一番ですが、頭皮を直接拭くのは少し手間がかかりますよね。そんな時は、風を地肌に通すだけでも「頭皮の蒸れ」を軽減させることができます。

洗髪の際は、まずお湯でしっかりと予洗いをしてからシャンプーをすると汚れが落としやすくなります。

また、夏は暑くて敬遠しがちですが、湯船に浸かって毛穴を開かせてから洗うと、より効果的です。炎天下の屋外と、エアコンが効きすぎた室内との気温差で、自律神経が乱れ、疲れや怠さを感じる時も、湯船に浸かることで軽減される効果もあります。

日焼け(紫外線)

夏、外出時には、強い紫外線が全身に降り注がれています。顔や身体には、日焼け止めを塗るけど、頭皮は…。という方も多いのではないでしょうか。

頭皮が日焼けをすると、まず乾燥します。そしてもう少し悪い状態になると炎症が起こります。

日焼けは、頭皮の硬化(老化)を促進します。頭皮の汚れと同じく、こちらも抜け毛の増加につながるので、注意が必要です。

簡単に防ぐ方法としては、太陽の日差しになるべく当たらないこと、あとは通気性の良い清潔な帽子をかぶることもお忘れなく。

頭皮のかゆみ

夏は頭皮のかゆみを感じやすい季節です。

これは、頭皮が蒸れることによって、皮膚の角片や皮脂が菌の温床となり、頭皮に雑菌が繁殖して皮膚に炎症が起こるからです。

頭皮を清潔に保つためにシャンプーで余分な皮脂や汚れを取り除くことはもちろん大切です!

そしてシャンプー後には「皮脂抑制」「殺菌作用」「消炎作用」のある育毛剤で、日頃からケアをすることも心がけたいですね。

ただ、痛みを伴うような激しいかゆみがある場合は、専門のお医者さまに相談することをお勧めします。

夏の冷え性

続いて注意したい生活習慣についてご紹介します。

身の危険を感じるくらい暑い夏。ついついエアコンを使いすぎていませんか?

暑くなると人間の体は副交感神経が活発に活動し、血管を拡張させて体内にこもった熱を外に出そうとします。

しかしエアコンの使い過ぎによって体が冷えると、今度は体温を外に出さないように交感神経が働いて血管を収縮させてしまいます。

そのため、血流が悪化し冷えなどの症状が起こるのです。

また最近では、男性にも「隠れ冷え性」があるようです。
冷えなんて女性のものでしょと思われている方は特に注意が必要です。

冷えによる血流悪化で栄養不足に

また、栄養素は血液によって全身に運ばれます。
しかし、血液に取り込まれた栄養素は、まずは優先順位の高い脳や臓器をめぐり、生命維持にあまり必要のない肌や爪、髪には一番最後に到達します。

従って、血液が不足したり循環が悪くなると、毛乳頭まで栄養分が運ばれにくい状態になるため、髪がパサつき、つやを失い、抜け毛が増えてきたりするのです。

また、漢方の世界で髪のことを「血余(けつよ)」と言います。

血が十分にあって体内をスムーズに巡っていれば、髪を健康に保つことができると考えられているからなんです。

毎日暑い日が続きますが、エアコンに頼りすぎない生活をするよう心がけたいですね。

まとめ

夏に注意したい頭皮トラブルや生活習慣は思ったより沢山。
意識1つで行動は変わってきますので、できる事から取り入れてみてはいかがでしょうか?

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