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染まってないからこそ

僕は老人ホームで働いている。

今日は新入社員さんが入職された。
近々違う施設に転勤になる職員さんの代わりの方。

ホーム長がオリエンテーションをされ、
一日中研修を受けておられた。

うちは研修には力を入れているそうで、


全ての職員さんが、
各々の段階に合わせた動画で
研修を受けることになっている。

…とはいうものの個人的には、
ただ動画を流してるだけの研修って
眠たくならないのかな、とは思うけども。
#誰も見てなかったら寝ちゃいそう

やっぱり人が人に教えた方が、
教える側の学びにもなるからいいんじゃないの?
と、機械に仕事を奪われてスネてる目線で
言ってみた。
#研修するの好きだったなぁ






今日入職の新人さんは、
全くの介護未経験で。

覚えることがたくさんあるので、
顔が引きつってしまっていた。
#まず56人分の名前と顔




でも今思えば、
今の僕なら自然に耳に入ってくる
自立支援だとかマズローの欲求段階だとか。

そんな言葉に触れたのって、
介護職を始めてからで。

そんな言葉は後から勝手に理解ができてくる。



そんなことはどうでもいい、とは言わない。
相手のことを想うためのツールになる知識は
どんどんインすべきだと想う。




でも、今何より尊いのが、
逆に介護に染まっていないということ。




僕とかは何か困りごとが起こった時、
だいたいの策や案が頭に浮かぶ。
浮かんでしまう。

ただそれは、今までの僕の経験上の話。

介護職をずっとしてきた、
介護職の目線。


それが間違ってる、とは思ってないんだけども。


知らないからこそ、
染まってないからこそ、

より相手のことを
同じ人間だと思える強みがあるな、
と思っている。


そういう意味では、
新人さんの方が僕より有利。

僕らの今までがスタンダードで働き始める、

新人さんの方が先を行ってるに決まってる。


新しい風の邪魔をしないように、
新しい風が吹きやすいように整えるのが、
マネージャーの仕事。


さぁ、明日もみんなの間に立って、
全体がまぁるく綺麗に回るように、
マネジメントしていきたいと思います。



これからよろしくお願いします。








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