ブンデスリーガ21/22 第2節 RBライプツィヒ VS シュトゥットガルト レビュー&選手採点

どうもぶるーずです。今回は21/22ブンデスリーガ第2節シュトゥットガルト戦のレビューと選手採点について書いていこうと思います。拙い文章になりますが、最後までどうぞよろしくお願い致します。


試合展開

前半

5分 

クロスターマンからの楔のパスを受けたフォシュベリが縦へのドリブルを開始。PA付近まで侵入したところでミドルシュート。シュートは惜しくもミュラーに止められる。

9分

シュトゥットガルトのコーナーキックから、クリアボールを拾ったマッシモがミドルシュート。シュートはグラーチがキャッチする。

9分

左サイドから高い位置に上がったグヴァルディオルがボール奪取し、斜め前方向へのドリブルを開始。ドリブルで前進したところで、右にいたショボスライにパス。パスを受けたショボスライはすかさず、アンドレ・シウヴァにパス。パスを受けたアンドレ・シウヴァはシュートを放つが、枠を捉えられなかった。

10分

左サイドのフリーキックからソサがPAにクロスを供給。クロスを受けたアル・ガディウィがボレーシュート。シュートはグラーチが抑える。

14分

PA付近でボールを受けたグヴァルディオルがドリブルでPA内に侵入。中を抉ったところで、グラウンダーのクロスを展開。クロスを中にいたオルバンが直接合わせるが、ミュラーに止められる。

16分

アダムスからのパスを右サイドで受けたショボスライが、PA内にハイボールのクロスを供給。PA内にいたエンクンクがトラップしてからシュート。シュートは惜しくもミュラーに防がれる。

19分

中盤でアダムスからパスを受けたフォシュベリがドリブルで前進。PA付近まで侵入したところでアダムスにパス。パスを受けたアダムスがシュートを放ったが、これはDFにブロックされた。

23分

右サイドからショボスライがクロスをPA内に目掛けて展開。ファーの位置にいたグヴァルディオルがヘディングで折り返し、そこにいたアンドレ・シウヴァがバイシクルシュート。しかし、シュートは惜しくもミュラーに防がれた。

33分

マッシモのクロスにPA内でフリーのアル・ガディウィが合わせるが、シュートは枠を捉えなかった。

38分

PA外右サイドで相手のクリアボールを拾ったショボスライが前進。PA内には瞬間にミドルシュートを放つ。シュートはゴールに吸い込まれた。ライプツィヒ先制。


後半

46分

敵陣中盤でエンクンクとフォシュベリがパス交換。エンクンクがPA内にいるアンドレ・シウヴァにスルーパス。パスを受けたアンドレ・シウヴァがヒールでバックパス。パスを受けたフォシュベリがシュート。これが決まり、2点差となる。

51分

PA付近左サイドでのフリーキック。キッカーのショボスライは何とゴールを直接狙った。シュートは矢のように通過していき、ゴールネットに突き刺さった。これで3点差となる。

63分

フォシュベリの縦パスを受けたエンクンクが放ったシュートが相手の手に当たりPK。

64分

アンドレ・シウヴァがPKを決めて、これで4点差。

69分

クロスターマンからのPA右サイドのクロスにライマーが直接合わせるが、枠を捉えきれず。

80分

右サイドからのマッシモのクロスに遠藤航が合わせるが、グラーチがキャッチ。


攻撃

・2列目とトップが連動した攻撃が見られた。
・エンクンクとグヴァルディオルの縦の関係から、何度もチャンスが生まれた。
・ショボスライが攻撃の核として躍動し、2ゴールを記録した。
・アンドレ・シウヴァが移籍後初ゴールを記録したのは大きい。

守備

・オルバンとシマカンを軸に安定した守備が見られた。
・シマカンの相手の1歩先を読んだ守備、シュートブロックやボール奪取により、ピンチの芽を摘んでいた。
・この試合もグラーチは安定したセービングを披露し続けた。
・両SBのグヴァルディオルとクロスターマンもサイドで安定した守備をしていた。

課題

・ボランチを一角を務めたハイダラが精彩を欠き続け、攻守においてインパクトを残せていなかった。
・ダブルボランチの組み合わせを考え直す必要がある。(個人的に組み合わせは、カンプルとライマーがベストだと思う)
・流れの中からアンドレ・シウヴァに点を取らせるために、より2列目とトップの連携を深めていく必要がある。
・中々、ゴールを決められないファン・ヒチャンにどうやって点を取らせるか。


ハイライト動画



選手採点(10段階評価)

グラーチ: 8

安定したセービングを披露し続け、ピンチから何度もゴールマウスを守り続けた。また、正確なロングフィードを展開したり、両サイドに正確なパスを供給することで、攻撃の起点としても活躍していた。

グヴァルディオル: 10

左サイドから攻撃の組み立てを行い、縦へのドリブルで前進し、クロスやパスで何度もチャンスを作った。サイドから中に移動して相手を剥がす動きも良く、攻撃において果たす役割は大きかった。同じ左サイドのエンクンクとの連携も良く、エンクンクに何度も正確なパスを供給し続けた。また、パスコースを読んで防ぐ、的確なプレスでボール奪取、インターセプトと、守備においても活躍を見せた。

シマカン: 10

シュートブロックやパスコース潰し、ファールにならないタイミングでの正確なタックルで、何度もピンチからチームを守り続けた。常に相手の1歩先を読んだ守備であったため、相手FWを全く自由にさせなかった。また、攻撃面においては敵陣の中盤まで上がり、正確な縦パス、サイドチェンジ、斜めへのパスを織り交ぜて起点作りも行った。攻撃の起点としてのスイッチ役になることは少なくなかった。

オルバン: 8

落ち着いた守備で最終ラインをコントロールし、守備の要として躍動し続けた。1歩先を読んだ守備、空中戦での勝利によって、相手FWに自由にプレーをさせなかった。コーナーキックでのチャンス時に積極的に上がって、ヘディングでのゴールを狙い続けたことも良かった。

クロスターマン: 8

スピードを駆使した冷静な守備で、ピンチを事前に防いでいた。サイドからドリブルで駆け上がり、楔のパスを供給するなどのプレーもしていた。同じ右サイドのショボスライとの連携が良く、2人で攻撃の組み立ても行っていた。相手のゴール前に現れて、ミドルシュートを打つなどの姿勢を見せたのも良かった。

ハイダラ: 3

試合に入りきれておらず、全体的に消えている時間が多かった。縦への意識をしたプレー、ペナルティエリア付近から枠を捉えるミドルシュートを放ったのは良かった。また、前節と比較して、ミスが少なくなっているのも良かった。

アダムス: 6

中盤をコントロールする安定した守備を披露し続けた。相手の動きを読んだ守備はお見事。両サイドの選手に正確なパスを供給するなど、起点作りも行っていたが、以前よりもパスの引き出しが少なくなっているのが気になった。

エンクンク: 9

キレのあるドリブルと正確なクロスで何度もチャンスを作った。スペースを埋める動きも良く、そこから的確にプレスを仕掛けたり、味方からのパスを上手く引き出しているのも良かった。グヴァルディオルとの相性も良く、グヴァルディオルからパスを受けて、縦を切り裂くドリブルでサイドを攻略するといった一連の流れで、何度も相手の脅威になっていた。

フォシュベリ: 9

ドリブルを仕掛けに行く姿勢、ダイレクトプレー、正確なパスの供給、中に移動して味方からのパスを引き出すことによって、攻撃の起点して活躍していた。特に味方との連携が良く、46分のゴールはその連携から生まれたものであった。高い位置から積極的にプレスを仕掛けて、ボール奪取をしているのも良かった。 

ショボスライ: 10 (MOM)

右サイドからドリブルを積極的に仕掛けたり、長短正確なパスやクロスで何度も決定機を演出した。38分のペナルティエリア付近からのミドルシュート、52分の直接フリーキックからのゴールは圧巻。献身的な守備をしているのも良かった。

アンドレ・シウヴァ: 9

味方との連携を活かして、前半から積極的にゴールを狙っているのは良かった。(特に前半見せたバイシクルシュートは惜しかった。)ボールを収める動きも良く、攻撃の起点にもなっていたのは大きかった。46分のフォシュベリのゴールの際の、ヒールでのバックパスでのアシストはお見事だった。64分にPKを決めて、移籍後初ゴールを記録したのも大きかった。

ライマー: 7

楔のパスやサイドチェンジの供給によって、攻撃の組み立ての潤滑油になっているのは大きかった。クロスターマンからのクロスに直接合わせるシーンは惜しかった。

ファン・ヒチャン: 3

得意の裏抜けの動き出しは良かったが、その後のプレーが物足りなかった。試合に入りきれていなかったのもマイナス。

ザビッツァー: 6

センスを感じさせるパスの供給はお見事。(特に楔のパスが良かった。)中盤での守備も良かった。

ムキエレ: 3

前節と比較して動きは改善されていたが、自陣の深い位置でパスミスをするなど、不安要素は大きかった。

ポウルセン

出場時間が短かったため採点なし。


感想

前節のマインツ戦と比較して、1トップと2列目の連携が良くなっており、そこから何度もチャンスが生み出されたのは良かったと思いました。特にショボスライの存在は大きく、ゴールを決めたのはもちろん、攻撃の組み立てにおいても役割を果たしていたの強かったです。
また、この試合LSBを務めたグヴァルディオルの攻守における活躍ぶりは凄かったです。今後、アンヘリーニョとグヴァルディオルのLSBのスタメン争いは激化するのではないかと思います。
守備においては、最終ラインのコントロールが上手くいっており、終始安定した守備を見せていたのも良かったと思います。しかし、ボランチを務めたハイダラのプレーが精彩を欠き続けたこと、アダムスのパスの引き出しが以前よりも少なくなっていることは気になりました。ハイダラに関しては、ボランチではなくサイドでの起用が良いと思いますが、そもそもハイダラをスタメンで起用しないことも考慮する必要があるのではないかとも思いました。
前節からかなり改善して、シュトゥットガルト相手に圧勝したのはやはり大きかったと思います。次節にも期待したいところですね。

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